ハワイ発祥の「ロコモコ」とは。定義や名前の由来からレシピまで解説!
ロコモコとは、ハワイのソウルフードです。ご飯の上にハンバーグ、ハンバーグの上に目玉焼きが乗っており、グレービーソースがかけられています。今回はそんな定番メニューのロコモコについて解説していきます。おすすめのレシピやアレンジ方法も紹介しますので、ぜひテェックしてみてください。
ロコモコとは
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ロコモコの定義
ロコモコとは、ハワイのソウルフードです。ご飯の上にハンバーグ、ハンバーグの上に目玉焼きが乗っており、グレービーソースがかけられています。ハワイの店では、野菜を添えてワンプレートで盛り付けるのが一般的です。ロコモコは、ハンバーグが乗っているのが定番ですが、最近では照り焼きチキンや魚など、ハンバーグ以外の具材を使っている店も増えています。ハンバーグ以外の具材には具材にマッチしたソースをかけるなど、現代的にアレンジし、新たな味や魅力を提供する店も多いようです。
ハンバーグとの違い
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ロコモコはご飯の上にハンバーグや目玉焼きを乗せて提供しますが、ハンバーグは肉料理として単体で提供します。最近では、ロコモコもさまざまなアレンジソースがかかっていることもありますが、グレービーソースが一般的です。一方、ハンバーグは、デミグラスソースやトマトソースなど、店や好みによってソースの種類が変わります。
ロコモコの発祥と名前の意味
ロコモコのルーツは、完全に明らかにはなっていません。1949年にハワイ島のヒロでにあるレストランを営んでいた日系人ナンシー・イノウエ氏によって発案された説が有力のようです。レストランの隣にあったスポーツクラブに通う若者たちがイノウエ氏に「すぐに食べられて安いメニューを作って欲しい」と頼んだのがきっかけで生まれたというものです。
ロコモコという名称は、スペイン語を習っていた若者のひとりが友人につけたあだ名「Loco(スペイン語でクレイジーという意味)」に響きの良いハワイ語の「moko」をつけたと言われています。
ロコモコの基本的な作り方
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・材料
ロコモコ(1人前)の材料は以下のとおりです。
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ハンバーグ 1個
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ご飯 茶碗1杯分
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卵 1個
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レタス 数枚
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トマト 1個
グレービーソース(1人前)の材料は以下のとおりです。
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水 100ml
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コンソメ顆粒 小さじ1/2
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しょうゆ 小さじ1/2
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塩少々
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小麦粉 大さじ1
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バター(有塩) 7~8g
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肉汁 大さじ1/2
・手順
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ロコモコの作り方の手順は、以下のとおりです。
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ハンバーグを焼いて肉汁を取り分ける
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レタスは食べやすい大きさにちぎって、トマトは串切りかざく切りにする
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目玉焼きを焼く
グレービーソースの作り方の手順は、以下のとおりです。
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鍋にバターを入れ弱火で溶かして小麦粉を入れ、きつね色になるまで5分ほど炒める
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1に少しずつ水を入れて伸ばす
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2が滑らかになったら水を全部入れる
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3にコンソメ顆粒、しょうゆ、塩を入れて沸騰させて肉汁を加えてよく混ぜる
ご飯の上にハンバーグ、目玉焼きの順に乗せ、グレービーソースをかけます。最後に、レタスとトマトを添えたら完成です。
もっと簡単に作るには?
グレービーソースは、さまざまなメーカーから販売されています。ハンバーグも自分で作るのが大変な場合は、市販のハンバーグやレトルトハンバーグを利用するのも良いでしょう。グレービーソースを作ったり、わざわざ買ったりするのが面倒という場合は、ハンバーグを焼いたときの肉汁にウスターソースとケチャップを加え、塩・こしょうで味付けてかけるのもおすすめです。レトルトハンバーグの場合は、ソースが付いているものが多いので、レトルトハンバーグのソースをそのまま利用するのも良いでしょう。
ロコモコのアレンジレシピ
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ソースをアレンジ
ロコモコの基本的なレシピは、グレービーソースが使われているのが定番です。しかし、グレービーソースに馴染みがないという場合や好みではないという場合は、トマトソース、デミグラスソース、和風ソースなどにアレンジするのも良いでしょう。効率的に栄養を摂りたい場合は、ソースに玉ねぎやにんじんなど、みじん切りした野菜を加えるのもおすすめです。野菜と一緒にパイナップルを加えると甘味が出て、子どもにも喜ばれます。
おすすめのトッピング
店で提供されるロコモコには目玉焼きが乗っているのが定番です。しかし、具材やソースに合っていれば、好みのトッピングを楽しむのも良いでしょう。ハンバーグに洋風のソースをかける場合は、トマト、アボカド、チーズなどのトッピングがおすすめです。和風ソースをかける場合は、大根おろしやシソをトッピングして、ポン酢でさっぱり食べるのも良いでしょう。
ハワイ流の食べ方
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ロコモコ発祥のハワイにおいて、現地の方はご飯、ハンバーグ、目玉焼きを最初にかき混ぜて食べるのが一般的なようです。見た目は悪いかもしれません。しかし、韓国のビビンパなども基本的にかき混ぜてから食べるのが一般的なように、ロコモコも美味しさ重視でかき混ぜて食べられているのでしょう。ただし、目玉焼きが半熟の場合は、後から卵を潰したい、途中で味変したいなどの好みもあります。正式な食べ方にこだわらず、自分の食べたいように食べるのがおすすめです。
ハワイアンフードの定番!
ハワイアンフードの定番であるロコモコは、ハンバーグ、目玉焼き、グレービーソースのベーシックな食べ方はもちろんのこと、具材やソースを変えてさまざまなアレンジが楽しまれています。今回は、基本的なレシピやアレンジ方法についてご紹介しました。ぜひ自分好みのロコモコを見つけて、ハワイアンフードを楽しんでください。