ハワイのフルーツといえば?味わい、旬、食べ方について知ろう!

ハワイのフルーツといえば?味わい、旬、食べ方について知ろう!

公開日:2023.10.20
更新日:2024.05.12

ハワイに行くと、朝食やデザートとして色とりどりのフルーツが出されます。地元スーパーなどを覗いても、美味しそうなフルーツが並んでいますよね。フレッシュでジューシーなフルーツは、そのまま食べても美味しいですが、ハワイではジュースやスムージー、ソースやジャムなどにして楽しみます。そこで今回は、トロピカルフルーツの特徴や食べ方をご紹介するので、ぜひハワイに行ったら食べてみてください。

ハワイで食べられるフルーツといえば?

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今回は、ハワイで代表的な以下の7つのフルーツを美味しく食べるために、知っておきたいポイントや美味しい食べ方をご紹介します。

  • パイナップル

  • パパイヤ

  • マンゴー

  • グァバ

  • リリコイ(パッションフルーツ)

  • アップルバナナ

  • ココナッツ

パイナップル|ジューシーで香り豊か

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味わい/特徴

ハワイで出回っているものは、ほとんどが「カイエン種」です。ジューシーで香りが高く、糖度と酸度のバランスが取れた甘さが特徴です。そのほかにも甘みの強い「クイーン種」、甘くて酸味も強い「レッド・スパニッシュ種」などがあります。

ハワイでは、大ぶりで下が膨れたパイナップルが美味しいといわれています。底を押したときにやわらかい場合は食べ頃ですが、固い場合は冷蔵庫に入れて2日程度寝かせると酸味が減ります。お店で触る際は、強く押さないように注意しましょう。

温暖な気候が続くハワイでは、年間を通じて収穫されますが、ハワイのパイナップルの旬は5月から9月の暑い時期です。旬の時期は、年間を通じて収穫されるパイナップル以外にも小ぶりで丸い形の「ホワイトパイナップル」が市場に出回ります。普通のパイナップルよりも甘みが強くてミルキーかつ酸味が少ないのが特徴です。

食べ方

ハワイでは、パイナップルはそのまま食べたりジュースやスムージーにするのが一般的です。ワイキキではソフトクリームとしても販売されています。ハワイを象徴する果物として、パイナップルを使用したクッキーなどはお土産でも人気です。また、ハワイを象徴するトロピカルカクテルとして、以下のようなカクテルにはパイナップルジュースが使われています。

  • ブルーハワイ

  • ラバ フロー

  • ハワイ ファイブ オー

パパイヤ|ビタミン豊富

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味わい/特徴

パパイヤは「メディカルフルーツ」とよばれるほど、栄養豊富なフルーツです。ハワイでは、昔から朝食用フルーツとして食べられています。特にビタミンCが豊富で、200gほど食べれば、一日に必要なビタミンC(100mg)を摂取できます。ビタミンAやビタミンEも豊富です。パパイヤをよく冷やして切ると、オレンジ色の果肉が甘い香りとともに現れます。濃厚でフルーティーな味わいに思わず微笑んでしまうでしょう。

パパイヤは、スーパーなどで一年中簡単に手に入ります。ただし、パパイヤにも旬があり、5月から9月の旬の時期は甘さと濃厚さが違います。購入するときは、黄色くて柔らかいものがおすすめです。購入するときに緑色のものしか並んでなければ、購入した後に紙袋に入れて部屋で追熟させると美味しく食べられます。

食べ方

旬の時期のパパイヤは、甘くて濃厚な味がするので、ライムやレモンを絞って食べるのがおすすめです。糖度が増しているので、さっぱりしたチーズやヨーグルトなどと一緒に食べるのもロコの好きな食べ方です。パパイヤにはタンパク質分解酵素である「パパイン」が含まれているので、肉や魚の消化を助ける食後のデザートとしてもよく食べられます。

マンゴー|大きくて甘い

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味わい/特徴

ビタミンC、ビタミンA、食物繊維、ベータカロチン、葉酸などが豊富に含まれているスーパーフルーツです。マンゴーは、60種類以上と品種が多いのが特徴ですが、ハワイ独自の品種も多く、アップルマンゴーの「ヘイデン」という品種が一番出回っています。ヘイデンは、大きくて繊維質が少なく、甘味が強いのが特徴です。ハワイでマンゴーは、ローカルフード「マラサダ」のクリームや保存がきくドライマンゴーなどで楽しまれます。

マンゴーもパパイヤ同様、ハワイのスーパーには一年中並びますが、旬は基本的に5月から10月くらいまでです。6月から7月にピークを迎え、店頭で甘い香りが広がります。地元スーパーでは、カットフルーツも販売されているので、ぜひチャレンジしてみましょう。

食べ方

マンゴーは、一定期間置く追熟が必要です。追熟することでより甘くなり、やわらかな食感になります。艶が出て表面が白く粉をふいたような状態になったら食べごろです。食べごろではない場合は、買ってから常温で数日置いておくと良いでしょう。食べる際に冷蔵庫で冷やすと美味しくいただけます。ハワイでは、ジャム、マンゴーバター、アイスクリーム、マンゴークリームなどにアレンジして楽しまれます。

グァバ|ジュースにも使われる

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味わい/特徴

グァバは薄緑色、または黄色です。ハワイでは、種ごと食べたり、ジュースやジャムに加工したりして販売されています。果肉は、完熟しないと甘さを感じません。完熟すると強い酸味や甘みを感じます。グァバフレーバーのジャムやシロップはお土産としても人気です。クッキーやビスケットなどのフレーバーとしても使われます。

グァバの旬は、8月から10月頃です。美味しいグァバを選ぶ際は、香りが強くて皮の色が黄緑色で傷が無いものがおすすめです。グァバは加工品が多く流通しているので、現地で食べたりお土産で選んだりするときはジュースやジャムを選ぶのも良いでしょう。

食べ方

ハワイでは、オレンジジュースなど、ほかの果実とミックスしたジュースを含め、グァバジュースが広く流通しています。ハワイではお馴染みのブランド「ハワイアンサン(Hawaiian Sun)」のグァバネクター、グァバゼリー、グァバジャム、グァバシロップも人気です。

リリコイ(パッションフルーツ)|甘酸っぱい

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味わい/特徴

ハワイ語では「リリコイ」と呼ばれますが、現地でも日本でも、果実を指して「パッションフルーツ」とも呼ばれます。果実は6~10cm程度の大きさで艶があり、表皮は緑色です。完熟すると黄色や紫色になります。完熟した果肉はとても甘くて、種ごと食します。表皮の色がどちらでも味はあまり変わりません。紫色のリリコイのほうが生食用としてよく流通しています。リリコイは、生食だけではなく、料理やスイーツのソースとしてもよく使われます。

一年を通して手に入りますが、早いものでは冬から収穫が始まります。6月から8月が最も流通する時期です。スーパーなどで購入する際は、全体的に黄色か紫になっていて、色が濃く、艶があるものを選びましょう。追熟させるとさらに色付きが良くなり、甘みが増します。食べごろになると甘い香りを放ちます。日本では高額なフルーツなので、ハワイのスーパーで見かけたら買ってみるのも良いでしょう。

食べ方

ハワイでは、そのまま食べたり、アイスやヨーグルトにかけるソースとして楽しまれます。リリコイを使ったジュース、スムージー、ケーキ、パンケーキなどは特に人気です。近年は、リリコイピューレ、バター、卵、砂糖などを煮詰めてつくる「リリコイバター」が日本人にも人気です。クッキーなどのお菓子のフレーバーとしてもよく使われます。

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アップルバナナ|やや甘く酸味がある

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味わい/特徴

一般的なバナナの半分くらいのサイズで、ファーマーズマーケットなどで売られています。近い品種の「アップルトール」「ドワーフブラジリアン」にちなんで名前が付けられたので、実際にりんごの味がするわけではありません。甘くてほんのり酸味を感じます。食感は一般的なバナナに比べて少し硬く、サクッとしています。日本ではあまり流通していない品種なので、見かけたら購入してみるのも良いでしょう。

アップルバナナは一年を通して流通します。選ぶときは硬さとサイズ(長さと太さ)が均一で、全体に黄色に熟成しているものを選びましょう。傷がないものを選ぶことも大切です。モチモチとした食感と熟成具合で、変化する甘味と酸味が楽しめます。熟したバナナは、数日以内に食べましょう。

食べ方

アップルバナナはサイズが小さめなので、日帰り旅行の軽食にもぴったりです。皮をむいてそのまま食べます。皮は薄く、剥いたときにりんごのような爽やかな香りが広がります。ハワイでは、スライスしてアサイーボウルのトッピングにすることも多いようです。ヨーグルトやパンケーキに添えるのも良いでしょう。ハワイではバナナを使ったソフトクリームも人気です。

ココナッツ|味わい方いろいろ

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味わい/特徴

ココナッツは、フルーツというよりは木の実です。しかし、熟すと地面に落ちます。若いココナッツは、中にジュースと果肉が含まれています。薄いゼリーのような果肉の層は、スプーンですくって食べます。ココナッツの甘い香りは、ハワイを思い起こさせるため、ココナッツを使用したスキンケア商品、シャンプー、石鹸などはお土産としても人気です。

ハワイでココナッツは一年を通して流通します。そのまま購入するよりもココナッツミルク、ココナッツウォーターなど加工品が多く出回っているので、料理やお菓子作りをする際は、加工品がよく利用されます。

食べ方

ファーマーズマーケットでは、ココナッツを買うとお店の人が開けてくれるので、まずはジュースをストローで楽しみましょう。ジュースを飲み終えたら、お店の人が果肉をスプーンで食べられるようにしてくれます。

現地の方は、ココナッツミルクからできた伝統的なデザート「ハウピア」を「ルアウ(ハワイの宴会)」の際に食べるようです。ハワイアンカクテルとしても人気の以下のカクテルもココナッツミルクを使用します。

  • チチ

  • ピニャ・コラーダ

  • ブルー・ハワイアン

ハワイ旅行ではフルーツも楽しもう♪

今回は、ハワイで代表的な7つのフルーツをご紹介しました。地元のスーパーではたくさんのフルーツが販売されており、カットフルーツなどの種類も多く、手軽に楽しめるようになっています。フルーツを使ったジュースやアイスクリームもおすすめです。ハワイ旅行では、ぜひ本場のフルーツを味わってみましょう。