ハワイの肉まん「マナプア」とは? おすすめ店や日本の肉まんとの違いをご紹介!
ハワイのコンビニやチャイナタウンでよく見かけるマナプア。見かけは全く日本の肉まんと同じですが、ハワイのマナプアはどのように違うのでしょうか?また、ハワイにマナプアがどのように上陸し、浸透していったのでしょうか?更には、ハワイのマナプアのおすすめ店もご紹介します。
ハワイの肉まん「マナプア」とは?
ハワイには様々な外国からの移民が住んでいますが、そんな多様な食文化もハワイの特徴です。マナプアは中国から多く移民がやってきた19世紀に持ち込まれたお料理で、最初はホノルルの街の屋台で中国移民が売っていました。それがハワイに浸透していき、今ではマナプアの専門店もハワイのあちこちに存在していますし、飲茶を提供しているチャイニーズレストランや、ハワイのセブンイレブンでもマナプアを見かけます。
使われている具材は何?
マナプアの中に入っている具材は、豚のチャーシューがメインです。ハワイのチャーシューは赤くて甘酸っぱいものが多く、赤い発酵豆腐を入れて調理するので赤くなっています。ハワイのチャーシューは、更に赤い着色料を入れて赤いチャーシューにしていることも多いようです。具材は、チャーシューの他に、カレーチキン、カルーアポーク、プルコギ、スパムなど様々な変わり種も出てきていて、餡子を入れたアンパン風のマナプアなど甘いものも色々あります。また、マナプアの具材にまつわる話で「キャットマナプア」という都市伝説さえもあります。ハワイに移民してきたばかりで金銭的に余裕がなかった中国人が、ポークの代わりに猫の肉を使ってマナプアの具材を作っていたという噂が立ち、いまだにローカルの人ではマナプアの肉は猫の肉だと冗談をいう人もいるくらいですが、実際に猫の肉を使ったマナプアは存在しませんのでご安心を。
ハワイ語でマナプアとはどういう意味?
ハワイで最初にマナプアが紹介された時は、マナプアは「チャーシューバオ(Char Siu Bao」、ハワイ語では「メアオノプアア」と呼ばれていました。英語だと「delicious pork thing」日本語だと、「美味しい豚のアレ」というような意味があり、その発音がそのうち省略されて「マナプア」になったと言われています。
日本の肉まんとどう違う?
ハワイの肉まんは蒸したものと焼いたものがあります。蒸してある方がメジャーではありますが、焼いた方もなかなか人気があります。日本の肉まんは蒸してあるのが定番で、皮が薄くてふわふわしていますが、ハワイの肉まんは夏みかんくらいの大きさがあり、皮も結構厚くて、食べ応えがかなりあります。また、日本の肉まんは、具材がたっぷり入っていますが、ハワイの肉まんは真ん中に少ししか入っていないこともあるのでガッカリせずに!そして、ハワイの肉まんの具材は赤いポークチャーシューなので、最初はその色に違和感を感じるかもしれません!
マナプアがおいしいハワイのおすすめ店をご紹介
チュン ワー カム (CHUN WAH KAM) アラモアナ店
カリヒ、アラモアナ、カポレイ、ワイマルの4店舗を展開しているチュンワーカム。製麺工場として1942年にチャイナタウンにオープンして以来、製麺以外にもマナプア、プレートランチ、飲茶などメニューを広げ、75年以上に渡り、中国の家庭料理を提供しています。現在はカリヒに工場を移転し、麺類は全てインハウスで作られています。マナプアは1つ2ドル65セント。10年かけて完成させたというベイクドマナプアが人気です。
店舗名 |
Chun Wah Kam |
住所 |
537 Pensacola Street, Honolulu 96814 |
電話 |
808-744-1816 |
営業時間 |
8:00 〜16:00 |
定休日 |
無休 |
アクセス |
ワイキキから車で15分 |
公式サイト |
ロイヤルキッチン (Royal Kitchen)
チャイナタウンの外れにあるロイヤルキッチンは、ハワイでも初めてベイクドマナプアを出して評判になったお店。B級グルメ好きの間でカルト的人気さえ誇るお店で、アクセスもあまりよくなくて営業時間も短いのに多くのファンがマナプアを求めてやってきます。具材はチャーシュー、チキンカレー、ポルトギーズソーセージ、ラプチョング、ホットドッグ、カルーアポーク、ベジタリアン、ココナッツ、ブラックビーン、沖縄スイートポテトがあります。他にもチャーシューの量り売り、飲茶やプレートランチなども販売されています。
店舗名 |
Royal KItchen |
住所 |
100 North Beretania Street, Shop 175, Honolulu 96817 |
電話 |
808-524-4461 |
営業時間 |
5:30〜14:00(月-金)6:30~14:00(土日) |
定休日 |
無休 |
アクセス |
ワイキキから車で20分 |
公式サイト |
ユー チョイス イン (U-CHOICE-in)
アラモアナのドンキホーテの外側にあるフードベンダーが並ぶところにあるのがユーチョイスイン。丸焼きが吊るしてあったり、いわゆる通常のチャイニーズのテイクアウトレストランで飲茶やランチプレート、そしてマナプアなどがありますが、マナプアが柔らかくて美味しいと評判です。蒸したものと焼きマナプアの両方あって、フレーバーはチャーシュー、ブラックビーンとココナッツの3種類。チャーシューが珍しくあまり真っ赤ではないので、馴染みやすいかもしれません。
店舗名 |
U-Choice In |
住所 |
801 Kaheka St, Honolulu 96814 |
電話 |
808-941-3393 |
営業時間 |
7:00~19:00 |
定休日 |
無休 |
アクセス |
ワイキキから車で10分 |
ホノルルキッチン (Honolulu Kitchen)
ホノルルキッチンの名物は、なんといっても揚げたマナプア。ワイキキからは遠く、ちょっと不便なところにありますが、それでも揚げマナプアを求めてオアフ中からお客様が訪れてきます。蒸したマナプアもありますが、揚げたてのマナプアがオススメ。ミニサイズもあります。また、マナプアにイラストや文字を書いて揚げてくれることもあるので、ホリデーの近くに行くとインスタ映えしそうな絵柄のついたマナプアも楽しめるでしょう。チャーシュー、ガーリックチキン、クラブクリームチーズ、パステルシチュー、餃子、ピザなど色々なおかずが入ったマナプアが揃っています。
店舗名 |
Honolulu Kitchen |
住所 |
94-861 Farrington Hwy, Waipafu, HI 96797 |
電話 |
808-671-5241 |
営業時間 |
6:30~18:00(月-金) 07:30〜18:00(土日) |
定休日 |
無休 |
アクセス |
ワイキキら車で40分 |
ハワイでのおやつにマナプアを是非♪
ちょっと小腹が空いた時に、このマナプアはおやつにピッタリ!見た目は日本の肉まんですが、中身はハワイ特有の多様文化の中で成長してきた、立派なハワイ独自のお料理です。ハワイに住むローカルの人達が小さな頃から食べ親しんできたマナプアを是非試してみてはいかがでしょうか?1つが大きいので、シェアしても良いかもしれませんね!日本にはない味なども是非お試しを!