なぜハワイで有名に?マカダミアナッツの基礎知識と通販で買える人気商品
ハワイのお土産として定番のマカダミアナッツですが、いつごろからどのように広まったのかは意外と知られていないものです。そこで今回は、マカダミアナッツの基礎知識をはじめ、定番の食べ方や商品を解説します。見学可能なマカダミアナッツ工場についてもご紹介するので、旅の参考にしてください。
マカダミアナッツがハワイの定番になった理由
原産はオーストラリア
マカダミアナッツチョコレートはハワイのお土産として有名なので、ハワイ原産のナッツと思われている方が多いでしょう。しかし、原産国はオーストラリアで、現在も生産国1位です。オーストラリアのクイーンズランド州で発見され「クイーンズランド・ナッツ」という呼び名もあります。1857年に発見されましたが、発見される前は先住民のアボリジニの人々にとって特別なものでした。
ハワイで作付面積が増加(1本の木から広まった)
さとうきびの防風林用として1880年代にハワイに移植されたのが始まりです。栽培研究が進むようになると、パイナップルやさとうきびを超えるほどの作付面積になって、現在のようにハワイの特産物となりました。
マカダミアチョコレートが大ヒット
防風林用としてハワイにやってきたマカダミアナッツは、食用価値が明らかになると、商業生産を目的とする品種改良や栽培方法の研究が始まりました。大規模な農園が誕生してたくさん採れるようになると、現在マカダミアナッツチョコレートのメーカーとして人気の「ハワイアンホースト」の創業者が、商品化することに成功しました。新しい菓子は徐々に評判を呼び、定番のハワイ土産として多くの人に愛されるようになり、現在に至ります。
マカダミアナッツの基本情報
特徴
マカダミアナッツの皮は、世界一厚いともいわれており、3層構造になった厚くて硬い殻は、専用の殻割機がないとなかなか割れません。殻を割ると、乳白色の種子が現れます。種子は生でも食べられますが、ほとんどは殻を剥き、ローストしたものが販売されています。ローストされたものは、さっくりとしていて濃厚な旨味があり、油脂感が強く、香りは淡泊です。
カロリー・栄養成分
マカダミアナッツは、約8割と脂質の割合が多いナッツです。脂質のほとんどは不飽和脂肪酸で、老化防止が期待できる「オレイン酸」と肌のハリ艶を維持する働きが期待できる「パルミトレイン酸」が含まれています。また、鉄分をはじめとする栄養が豊富で、カロリーはやや高めです。1日あたりの摂取量目安である30gぐらいだと約200kcalに抑えられます。
ハワイで定番の食べ方
ロースト
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ハワイではマカダミアナッツをさまざまな食べ方で楽しみますが、定番はローストです。油も塩も使わずに焙煎する素焼きをはじめ、塩味、ガーリック味、チーズ味などマカダミアナッツと相性の良い調味料を合わせて食べます。最近では、わさび味やスパム味など変わったフレーバーも登場しています。
チョコ
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ハワイアンホーストがハワイ土産としてマカダミアナッツチョコレートを販売してから、チョコレートをコーティングする食べ方も定番になっています。定番のミルクチョコレートだけではなく、抹茶やホワイトチョコなど、たくさんのフレーバーに合わせて多くの種類が販売されています。
パンケーキ
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ハワイでは、マカダミアナッツをソースにしてパンケーキにかけて食べるのも人気です。パンケーキの人気店「ブーツ&キモズ」の「マカダミアナッツ・パンケーキ」は特に絶品と評判で、多くの観光客が訪れます。マカダミアナッツの濃厚さとミルキー感のあるソースは甘すぎず、サラッとした口当たりで日本人にも好評です。
アイス
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「ハワイアンホースト」や「マウナロア・ マカデミアナッツ」など、ハワイでも人気のあるブランドがマカダミアナッツ入りのアイスを販売していることで、マカデミアナッツ入りのアイスも人気を得ています。マカダミアナッツをクラッシュしたり練り込んでいたりして、アイスのフレーバーとの組み合わせが楽しめます。
ハワイ土産の定番商品
マカダミアナッツを使ったハワイ土産として特に人気があるのは「ハワイアンホースト」と「マウナロア・ マカデミアナッツ」などのブランドです。どちらのパッケージも見たことがあるという方は多いでしょう。
こちらでは、2つのブランドの定番商品をご紹介します。通販サイトで購入できるものもあるので参考にしてください。
ハワイアンホースト
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世界初のマカデミアナッツチョコレートを開発したハワイ発の老舗ブランドです。1960年に販売をスタートしましたが、50年以上たった現在でも同じレシピが受け継がれています。世界中の人に認識され、2002年にはハワイの主要産業を育てた功績が認められました。
マカダミアナッツチョコレートTIKI
定番として愛されている商品です。独自の製法で焼いた良質なマカデミアナッツをオリジナルのミルクチョコレートで包んでいます。公式通販サイトでは、2粒入り(237円)から、100粒入り(14,364円)までさまざまな単位で売られています。
キャラマックス
クラッシュしたマカデミアナッツとキャラメルをミルクチョコレートで包んだ商品です。口の中でほろりとキャラメルが溶けていくのを楽しめます。甘めなので、コーヒーとの相性は抜群です。現在、公式通販サイトで販売はしていませんが、DFSのサイトで、1箱170g(12個入り・2,200円)が購入可能です。
アイランドトリオ
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2粒入りのマウイキャラマックス、ミルクチョコレートアロハマックス、マックナッツクランチの3種が各12袋入りになったセットです。ばらまき土産用やいろいろな味を楽しみたい方に向いています。公式通販サイトで販売はしていませんが、Amazonなどで購入可能(9,800円)です。
マカダミアナッツクッキー
サクサクのクッキー生地にクラッシュしたマカデミアナッツを練り込んだ商品です。マウイ島では、毎日丁寧に焼かれています。ハワイ土産としてチョコレートと並ぶ人気商品です。公式通販サイトでは、箱入り(85g・810円)、ペーパーバッグ入り(85g・810円)はもちろん、かわいいスヌーピーのトートバックに入ったセット(スヌーピートートバッグセット・3,410円)などさまざまな商品が販売されています。
マウナロア
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1946年創業のマカデミアナッツブランドで、マカデミアナッツの販売シェア世界NO.1を誇ります。華やかな青色のパッケージが特徴です。現在は、ハワイアンホース傘下なので、ハワイアンホースト・ジャパン株式会社では、日本国内でハワイアンホーストとマウナロア両方の製品が購入できます。
ハワイアンシーソルト
マカデミアナッツを10日間じっくり乾燥させて香ばしくローストし、シーソルトのみで味付けした定番商品です。ナッツ本来の味が堪能できます。公式通販サイトでは、スナックサイズ(28g・421円)からお土産に便利な72パック入りのテトラパック入り(1kg・17,107円)の商品まで、さまざまなタイプが販売されています。
マウイオニオンガーリック
ローストしたマカデミアナッツに、濃厚なオニオンとガーリックで味付けした商品です。お酒のおつまみとしても人気を得ています。ハワイアンシーソルトと同様のタイプや価格で販売されています。ジップ付きで保存に便利なスタンドバッグ(113g・1,512円)も人気です。
ハニーロースト
ローストしたマカデミアナッツに、ハワイアンハニーを絡めてオーブンでこんがりと焼き上げた商品です。ほんのりした甘さとやさしい食感に、ほんのり軽い塩味が付いていてクセになる味です。カップ入り(113g・1,512円)と保存に便利なスタンドバッグ(113g・1,512円)の2種類があります。
無塩
塩、油、添加物などを使用していない素焼きの無塩タイプです。ナッツ本来の風味が楽しめるだけではなく、料理やお菓子作りにも使えます。カップ入り(113g・1,512円)のみの展開です。
ミルクチョコレート
商品名は「マウナロア マウンテン」といい、ローストしたマカデミアナッツをミルクチョコレートで包んだ商品です。箱入りタイプのみの展開で、15粒入り(1,944円)になります。
ハワイには見学可能なマカダミアナッツ工場も
マカダミアナッツがどのように加工され、仕上がっていくのか気になる方も多いでしょう。ハワイのマカダミアナッツ工場では、製造工程の見学やナッツの殻割り体験などができます。試食コーナーもあるので、ハワイに訪れた際に足を運んでみてはいかがでしょうか。
【オアフ島】トロピカルファーム・マカダミアナッツアウトレット
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オアフ島の牧場近くにある「トロピカルファーム」は、コーヒーやマカダミアナッツの試食ができるアウトレットショップです。
オアフ島の北東に位置する観光地「クアロア・ランチ」から徒歩約3分ほどの場所にあります。さまざまな種類のコーヒーやマカダミアナッツだけではなく、マカダミアナッツのオイルやコスメやハワイ土産なども販売されています。
【ハワイ島】ハマクア・マカダミアナッツ・カンパニー
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マカダミアナッツの生産販売と工場見学ツアーを展開しています。見学者による殻割り体験も可能です。ギフトショップが併設されていて、マカダミアナッツ商品をはじめ、アパレル製品やコスメなども購入できます。商品の試食や試飲も可能です。アイスクリームやスムージーなどのスイーツも楽しめます。
コナやコハラコーストから、ハイウェイ19を北方面へ進んだ突き当りの丁字路を左へ曲がり、アコニ・プレ・ハイウェイ(270)を進みます。しばらくすると右手に看板が見えるので、山側へ進むと到着します。
お気に入りの商品を見つけてみて
ハワイといえば、マカダミアナッツチョコレートが有名です。ただし、今ではチョコレートも多くのフレーバーが登場しており、いろいろな味が楽しめます。マカダミアナッツも塩味や甘い味だけではなく、バラエティ豊かです。お土産にはもちろん、ハワイの味が恋しくなったときにお取り寄せしてみてはいかがでしょうか。