1週間のハワイ旅行の費用相場は?節約のコツやお得に楽しめるスポット情報も
目も覚めるような美しい海と空に、白く輝くビーチ。常夏の島ハワイは、一度は行ってみたい憧れの楽園ですよね。そんなハワイ旅行にどのくらいお金がかかるのか知りたい方も多いのではないでしょうか。この記事では、1週間のハワイ旅行にかかる費用相場や節約のコツを解説します。お得なスポット情報もご紹介しますので、ぜひ役立ててください。
1週間のハワイ旅行にかかる費用相場
1週間のハワイ旅行にかかる1人あたりの費用相場をまとめました。
費用項目 |
4泊6日 |
5泊7日 |
ESTA申請費 |
約3,150~5,000円 |
約3,150~5,000円 |
飛行機代 |
50,000~200,000円 |
50,000~200,000円 |
ホテル代 |
40,000~280,000円 |
50,000~350,000円 |
オプショナルツアーや観光費 |
40,000~80,000円 |
50,000~100,000円 |
現地での食事代 |
40,000円 |
50,000円 |
移動費 |
20,000円 |
25,000円 |
買い物・お土産代 |
10,000~50,000円 |
10,000~50,000円 |
合計 |
203,150~675,000円 |
238,150~780,000円 |
ハワイ旅行で最も費用がかかるのは、飛行機代とホテル代です。上記の表はあくまで目安なので、出発時期や宿泊先のグレードによっては、さらに高額になるケースがあることを頭に入れておきましょう。
ESTA申請費
費用相場:約3,150円(21ドル)~5,000円
ESTA(エスタ)は、アメリカ入国に必要な電子認証システムのことです。日本人の場合、観光目的であればビザなしでも90日以内のアメリカ滞在が認められていますが、そのためには必ずESTAの申請手続きをしなければなりません。申込は公式ホームページから可能で、費用は1人21ドルです。旅行会社などを通して申請する場合は、5,000円程度の手数料がかかります。
ESTAは、一度申請したら2年間有効です。ただし、その間にパスポートの有効期限が切れると、ESTAも無効になってしまいます。また、ESTAは大人や子どもを問わず、出発72時間以上前までに人数分全員の申請が必須です。申請を済ませていないと、入国はおろか飛行機への搭乗自体ができないので注意しましょう。
飛行機代
費用相場:往復50,000~200,000円
当然ながら、ハワイに行くには飛行機代がかかります。シーズンや航空会社によって大きく変動しますが、エコノミークラスの場合、往復の航空券代に航空保険特別料金、空港使用料、アメリカ入国税が加算されて50,000~150,000円程度が相場です。ハイシーズンともなると、飛行機代だけで200,000円以上かかることも珍しくありません。
常に人気旅行先の上位を占めるハワイには、タイミング次第で安く行ける場合があります。また、予約は早ければ早いほうが安いケースが多いので、日程が決まったらすぐに予約がおすすめです。機内サービスなどにこだわらないのであれば、LCCを利用するのも良いでしょう。その場合の飛行機代相場は、往復50,000~80,000円程度です。
ホテル代
費用相場:1泊10,000~70,000円
ハワイのホテルは、グレードによって料金が変わります。格安ホテルであれば1泊10,000円以下、ハイクラスホテルなら1泊70,000円以上するところもあるようです。日本人に人気のシェラトンワイキキの場合、1泊の相場は約40,000円といわれています。
また、立地や部屋の広さ、プールの有無、オーシャンビューであるかどうかなども料金を左右する重要な要素です。誰と泊まるのか、ハワイで何をしたいかなど、目的やプランに合わせたホテル選びをすると失敗が少なくて済むでしょう。
なお、ハワイのホテルは、1人分ではなく1部屋あたりの料金を提示されるのが一般的です。1人で泊まっても、同じ部屋に複数人で泊まっても料金は変わりません。全員同じ部屋で宿泊するのが、費用をなるべく抑えるコツです。
オプショナルツアーや観光費
費用相場:1日10,000~20,000円
せっかくハワイに行くなら、ハワイの魅力をたっぷり堪能できるオプショナルツアーや観光地巡りをしたいところ。内容や旅行会社によって料金設定は異なりますが、1日10,000~20,000円程度を想定しておくと良いでしょう。ちなみに、ホノルル動物園の入場料は21ドル(約3,150円)、ホノルル美術館は20ドル(約3,000円)です。
人気観光地を巡るなら、ダイヤモンドヘッドやモアナルア・ガーデンなどのオプショナルツアーがおすすめ。買い物をおもいっきり楽しみたいなら、アラモアナセンターなどのアウトレットモール巡りが良いでしょう。また、ハワイといえば、マリンアクティビティも見逃せません。シュノーケリングやパラセーリング、ホエールウォッチングなどが人気です。
現地での食事代
費用相場:1日10,000円
日本と比較すると、ハワイの食事代はかなり高いと感じるかもしれません。カフェなどでコーヒーを注文した場合は1杯1,000円、地元の格安レストランでも1食2,000円はかかります。1日の食事で考えると、朝食・昼食は1,500~2,000円、夕食は3,000~5,000円程度が相場です。そこにアルコールを注文したりチップを上乗せしたりすることを考えると、最低でも1日10,000円はかかると見込んでおきましょう。
毎日レストランで食事をすると、どうしても費用がかさみがちです。旅行中の食費を抑えたいなら、コンビニやスーパーなどを上手に活用しましょう。キッチンが付いているホテルであれば、ハワイの食材を使って自炊するのもおすすめです。
移動費
費用相場:1日5,000円
ハワイには鉄道がないため、路線バスやレンタカー、タクシーなどが主な移動手段です。ザ・バスと呼ばれる路線バスの1Dayパスは7.50ドル(約1,125円)、ワイキキトロリーは1日乗り放題パスがライン別に5.00~30.00ドル(約750~4,500円)で利用できます。コスパ重視で移動したい方は、バスを上手に使うと良いでしょう。
自由気ままに運転しながらハワイを移動したい方には、レンタカーがおすすめ。車種などにもよりますが、料金は4日で20,000円程度(1日換算で5,000円)が相場です。タクシーについては、日本と同様で初乗りプラス距離に応じた料金が発生します。チップも必要なので、移動費を抑えたいならタクシーはあまりおすすめできません。
買い物・お土産代
費用相場:10,000~50,000円
買い物やお土産にかかる費用相場は人によって大きく異なるので、一概にはいえません。おおむね10,000~50,000円の範囲内でというケースが多いようです。アラモアナセンターやロイヤル・ハワイアン・センターなどのショッピングモール以外にも、地元の個人商店やスーパーなどでも購入できます。チョコレートやクッキーなどの定番お菓子をはじめ、ハワイ限定のグッズやフレーバーが特に人気です。
ショッピングは、ハワイ旅行の醍醐味でもあります。お土産選びは楽しいものですし、つい夢中になってしまうかもしれません。しかし、際限なく買っているとお金があっという間に底をついてしまいます。可能であれば、何が欲しいか、誰に何を買うか予算を決めておきたいところです。
ハワイの物価や文化について知っておきたいこと
ハワイには日本人も多いのでつい安心しきってしまいますが、アメリカの州の1つ、つまり外国です。日本とは異なる文化や風習に直面して戸惑う場面もあるかもしれません。現地に行く前に、最低限知っておきたいことをご紹介します。
日本よりも物価が高い
ハワイは太平洋上にあり、輸送費などの関係で日本よりも物価が高いです。目安として、交通費などは日本の2倍、食事代は日本の外食費の3倍程度と想定してください。なお、2023年11月の円相場は、おおむね1ドル150円前後で推移しています。日本円でいくらかかるのかを知りたいときは、ドル表記に150を掛けた数を目安にすると良いでしょう。たとえば、ハワイで12.50ドルのプレートランチを食べた場合、円換算で約1,875円です。
ハワイはチップ文化
ハワイならではの習慣の1つが、チップです。チップ文化に馴染みがない日本人にとっては、あまり慣れないかもしれません。チップは、様々なサービスを受けたお返しとして感謝の気持ちを込めて渡します。いくら払うべきといった決まりはないですが、レストランの場合は合計金額に15~25%を上乗せするのが一般的です。タクシーだとメーター料金の10~15%、ホテルでの各種サービスに対しては1~3ドル程度を目安と考えましょう。
現金が必要な場面がある
防犯の観点から、旅行先ではあまり現金を持ち歩きたくないという方も多いかもしれません。ハワイは基本的にカード社会なので、クレジットカードを持っていれば食事や買い物で困ることはないでしょう。しかし、中にはカードが使えない場所やお店もあります。万が一に備えて現金も持っておくと安心です。また、チップは硬貨よりも紙幣が好まれます。両替時に小額紙幣を多めに用意してもらうなど、スマートに渡せるようにしておきたいですね。
ハワイ旅行の費用を安くするためのコツ
日本より物価が高く、チップ文化もあるハワイへの旅行は、何かとお金がかかりがちです。気兼ねなく旅行を楽しむためにも、少しでも安くできるに超したことはありません。ここでは、ハワイ旅行の費用を抑えるコツをご紹介します。
パックツアーを活用する
航空券と宿泊がセットになったパックツアーを活用すると、別々で手配するよりもお得な場合があります。セット内容には現地に着いてからの移動手段が含まれているもの、オプション料金をプラスして移動手段を付けてくれるものなど様々です。旅行会社によっては、アクティビティを追加できるところもあります。
特にハワイ旅行が初めての方の場合、航空券や宿泊先を1人で手配するのは何かと不安になるかもしれません。また、多忙でなかなか航空券や宿泊先を選ぶ時間がない方もいることでしょう。そんなときは、ぜひパックツアーの利用を検討してみてください。
ハワイ旅行が安い時期を選ぶ
旅行シーズン以外の安い時期を選んで行く方法もあります。特に年度初めの4月、ゴールデンウィーク明けの5月後半、年末年始明けの1月上旬~2月あたりは、料金が安めに設定されている場合が多いです。シーズン以外の時期でも土日はやはり高くなりがちなので、なるべく平日で旅程を組むと良いでしょう。
オフシーズンのハワイは旅行客が少なく、現地のレストランや観光地も比較的空いていると思われます。ストレスなく旅行を楽しむためにも、敢えてハイシーズンを外してハワイを訪れる価値はあるといえるでしょう。ぜひ、検討してみてください。
タクシーではなくUberを使う
現地での主な移動手段はバスやレンタカー、そしてタクシーです。ただ、タクシーは距離に応じて料金が加算されるため、意外と費用がかかってしまいます。そこでおすすめしたいのが、Uber(ウーバー)です。
Uberは、アプリがあれば簡単に車を手配できます。目的地までの金額が事前に表示されるので、料金を巡るトラブルも起こりにくいでしょう。クレジットカードで決済できるのも嬉しいポイントです。なお、ウーバーアプリの利用にはインターネット接続が必要です。Wi-Fiルーターをレンタルしておくと、スムーズに手配できます。
お土産はスーパーで買う
せっかくハワイ旅行に来たなら、やはりお土産は買って帰りたいですよね。アラモアナセンターやロイヤル・ハワイアン・センターなどの大型ショッピングモールは、ハワイ旅行の人気スポットでもあります。お土産選びに困ることはありません。
大型ショッピングモールも良いですが、意外にも地元のスーパーでも様々なお土産が売られています。しかも、ショッピングモールやお土産店と比べて安く購入できる場合が多いです。特にホールフーズマーケットやABCストアなどのスーパーではお土産も充実しているので、ぜひ立ち寄ってみてください。
コスパ重視でホテルを選ぶ
ハワイのホテルはグレードや宿泊時期、部屋タイプなどで料金が大きく変わってきます。よほどの事情がない限り、ハワイに来て1日中ホテルで過ごすという方はほとんどいないでしょう。施設やサービスにそれほどこだわらないのであれば、コスパ重視で思いきってホテルのグレードを下げてみるのもアリです。
また、ホテルではなくAirbnb(エアビーアンドビー)などの民泊サービスを利用する方法もあります。Airbnbはホテルよりも安く宿泊できるケースが多いほか、サイトやアプリなどから簡単に検索・予約できることでも人気です。
お得に楽しめる穴場スポット
最後に、ハワイでお得に楽しめる穴場スポットをご紹介します。世界中から旅行客が訪れるハワイは、観光地やアクティビティが充実しているのが特徴です。コストをかけずに楽しめるところもたくさんあるので、参考にしてください。
ドール・プランテーション
ドール・プランテーションは、大人も子どもも楽しめる穴場スポットです。農園の中を約20分で巡るパイナップルエクスプレス・トレインツアー、8つのガーデンを散策するプランテーション・ガーデンツアー、世界最大の迷路としてギネス認定されたパイナップルガーデン迷路など、魅力的なアクティビティが大人1名8.00~13.75ドル(約1,200~2,063円)でお得に楽しめます。ハワイグルメを満喫できるレストランも併設しているので、小腹を満たせるのも嬉しいですね。
住所 |
64-1550 Kamehameha Hwy. Wahiawa, Hawaii 96786 |
営業時間 |
9:30~17:30 |
休日 |
12月25日 |
料金 |
大人:8.00~13.75ドル(約1,200~2,063円) 4~12歳までの子ども:7.25~11.75ドル(約1,088~1,763円) |
アクセス |
ワイキキから車で約40分 |
公式サイト |
ハナウマ湾州立公園
シュノーケリングを楽しむなら、ハナウマ湾州立公園はいかがでしょうか。全米ベストビーチに選ばれたこともあるほどの名スポットで、自然保護区でもあります。美しいサンゴ礁を間近で見られるのが嬉しいですね。浅瀬にもきれいな熱帯魚がたくさんいるので、泳ぐのが苦手な方やお子さんも安心して楽しめるでしょう。入場料は25.00ドル(約3,750円)です。シュノーケル用品を持っていない場合は、20.00ドル(約3,000円)でレンタルできます。
住所 |
7455 Kalanianaole Hwy, Honolulu, Hawaii |
営業時間 |
水~日:6:45~16:00 |
休日 |
月・火 12月25日 1月1日 |
料金 |
入場料:25.00ドル(約3,750円) 駐車料:3.00ドル(約450円) シュノーケル用品レンタル料:20.00ドル(約3,000円) |
アクセス |
ワイキキから車で約30分 |
公式サイト |
マノア・フォールズ・トレイル
ハワイの大自然を満喫したい方には、マノア・フォールズ・トレイルがおすすめです。片道1.3キロメートル、大人の足で約30分のトレッキングコースが整備されており、登山初心者も気軽にハイキングを楽しめるでしょう。コースの一番奥にはマノア滝があります。高さは約60メートルと、スケール満点の見応えです。入場料は無料で、24時間365日いつでも来られます。駐車料が7.00ドル(約1,050円)かかる点には注意してください。
住所 |
Na Ala Hele, Honolulu, HI 96822 |
営業時間 |
24時間365日(日の出から日没頃までを推奨) |
休日 |
なし |
料金 |
入場料:無料 駐車料:7.00ドル(約1,050円) |
アクセス |
ワイキキから車で約20分 |
公式サイト |
https://hawaiitrails.ehawaii.gov/trails/#/trail/manoa-falls-trail/225 |
予算にあわせてハワイ旅行の計画を立てよう
物価の高いハワイでは、何をするにしても料金が高くなりがちです。少しでも費用を安くしたいなら、オフシーズンの旅行計画や宿泊先のグレードの見直しを検討しましょう。現地での食事やお土産についても、コンビニやスーパーを上手に活用することで費用を抑えられます。また、ハワイにはお得に楽しめる穴場スポットも多いので、敢えてそういった場所を選ぶのもおすすめです。予算に合わせた無理のない計画を立てて、ハワイ旅行を楽しんでくださいね。