ハワイの海でスキューバダイビング!おすすめツアーやスポットをチェックしよう
ハワイは、海外旅行の人気ランキングでも常に上位に位置する人気エリア。マリンアクティビティが盛んなハワイにはダイビングスポットがたくさんあり、初心者が楽しめるスポットから上級者が満喫できるスポットまで満載です。この記事では、ハワイの海を楽しめるスキューバダイビング体験についてご紹介します。
ハワイで人気のスキューバダイビング
海に囲まれたハワイではシュノーケリングやサーフィンなどのマリンアクティビティを楽しめます。その中でも人気があるのがスキューバダイビングです。スキューバダイビングは地上では決して見ることができない神秘的な海の世界を探索でき、その景色を見ると人生観が変わるとも言われています。体験ダイビングを扱うダイビングショップが多いため、ダイビングデビューしたい方におすすめです。
ハワイでスキューバダイビングをするメリット
ハワイ諸島は大陸と隔てた「大洋島」として形成された島々から成り、その環境と火山活動により海底にダイナミックな景観を生み出しています。また、溶岩地形とカラフルなサンゴ礁が調和しており、生息している多彩な海洋生物を身近に感じられるのも大きな魅力です。
スキューバダイビングをするのにおすすめの時期
ハワイは4~9月の雨季と、10~3月の乾季の2つのシーズンがあります。1年を通じて気温が暖かく安定しているためどのシーズンでも楽しめますが、気持ちよくダイビングをするなら7~9月がおすすめです。この時期は北東から南西に季節風が吹き、気温が高くないので快適に過ごせるでしょう。
スキューバダイビングは何歳からできる?
多くのダイビングショップでは8歳から体験ダイビングを可能としています。ただし、8歳以上は2m、10歳以上で12mまでしか潜ることができない規定があるショップが多いようです。ライセンス取得コースは10歳以上から取得可能ですが、未成年者は保護者の同意を得ていなければなりません。
ハワイのスキューバダイビングおすすめスポット
ハワイには、スキューバダイビングをするのにぴったりのおすすめスポットが少なくありません。ここでは、オアフ島、ハワイ島でおすすめのスキューバダイビングスポットをご紹介します。
【オアフ島】スピッティングケーブ
photo by @juansharks / Instagram
オアフ島のポートロックウォールに沿うスピッティングケーブは、上級者向けのダイビングスポットです。水深は10~20m程度ですが、大波が立ちやすく波しぶきが多いのが特徴。ハワイアンモンクシール(アザラシ)やサメ、エイなどを見ることができます。また、11~2月の間には、運が良ければザトウクジラの声が聞けるかもしれません。ただし、コンディションに左右されやすいスポットですので、条件によって行けないこともあります。
【オアフ島】YO-257
photo by @brucesnell / Instagram
オアフ島南側に位置するYO-257では、全長約50mの比較的大きな二隻の沈没船が並んでおり、コンディションが良ければ両方の船を探索できます。沈没船の周囲に群れる魚影も見どころになっていて、レックダイビングを楽しみたい人にはおすすめのダイビングスポットです。また、運が良ければ潜水艦アトランティス号を見られるかもしれません。
【オアフ島】コルセア
photo by @oceanfreediving / Instagram
コルセアは中級者向けのポイントで、最大水深が31mほどあります。ここは、1946年に墜落したコルセア戦闘機や沈没船がその姿を残し、当時のままの形で残っている場所です。透明度が安定しているため、沈没船周辺でガーデンイールの捕食の様子を観察できます。冬に訪れると、タイガーシャーク、クジラやマンタ、イルカなどの大型生物に出会えるかもしれません。
【オアフ島】キャニオンリーフ
photo by @phillipbergman86 / Instagram
キャニオンリーフは、初級・中級者向けのダイビングスポットです。ワイキキビーチの目の前にあり、ウミガメと出会える場所としても知られています。キャニオンリーフは指のように伸びており、リーフの周りには多様な海洋生物が生息しており、運が良ければハワイアンスティングエイが寝ているところを観察できるでしょう。タイマイという珍しいカメに出会えることもあるようです。
【ハワイ島】ケアウホウ
ハワイ島のコナ沿岸にあるケアウホウは、初心者ダイバーでも潜れるスポットです。また、ンタに会えることで有名なポイントでもあります。夜は特に遭遇率が高く、ライトをつけるとプランクトンが集まり、そのプランクトンを狙ってマンタが10匹以上集まることも少なくありません。マンタを一度でも見てみたいと思う方におすすめのポイントです。
【ハワイ島】マンタコーブ
ハワイ島のマンタコーブは多くのマンタとの遭遇が期待できるスポットで、夜にはマンタの食事シーンを観察できます。プランクトン目当てに集まってくるマンタに、大接近できるポイントです。泳ぐマンタたちがゆったりとした動きで優雅に近づいて通り過ぎる姿は圧巻。また、ハワイ固有種であるハワイアンブラッグテールにも遭遇する可能性があります。ハワイの海で出会えるこの特別な生物は、ハワイ島の海を訪れるダイバーにとって魅力的なポイントです。
スキューバダイビングをする際の料金相場・予約方法
スキューバダイビングを楽しみたいとお考えの場合、気になるのが料金相場ではないでしょうか。また、安心してスキューバダイビングを楽しむためにも、予約方法を押さえておくことが大切です。ここでは、ハワイのスキューバダイビングの料金相場と予約方法をご紹介まします。
料金相場
ハワイのスキューバダイビングの相場は、体験ダイビングが100ドル前後、ライセンスが必要なファンダイビングは150ドル前後です。回数により料金が変動します。ライセンス取得コースは200~500ドルが相場で、机上講習、実技などを含めて3~4日程度で取得可能です。料金はダイビングショップにより異なりますので、詳細は気になるダイビングショップに問い合わせてください。
予約方法
予約は現地で行うことも可能ですが、人気のツアーは早めに予約しないと時期によっては満席になることもあります。日程が確定している場合は、事前にネットなどで予約しておくと安心です。ネット予約の際は基本的にクレジットカード払いですが、当日予約をする際はその場で現金支払いを求められることもあります。また、キャンセルの規定はダイビングショップによってさまざまです。トラブルを避けるためにも、予約の際に支払い方法やキャンセル料について把握しておきましょう。
スキューバダイビングの際の持ち物
続いて、スキューバダイビングの際に持って行く物について解説します。使い方もご紹介するのでぜひ参考にしてください。
水着
ダイビングをする際には水着が必要です。これは、水中から上がった際や衛生面、そしてウェットスーツが皮膚に摩擦を起こすことを防ぐ目的があります。女性はビキニなどのセパレートタイプの水着だとトイレがしやすくて便利です。また、フィットネスの水中ウォーキングやアクアビクスで着用するような水中トレーニング用の水着も動きやすくておすすめ。男性は大きすぎず、程よくフィットした水着を選びましょう。
着替え
ダイビング終了後は元の服を着るだけですので、着替えは不要です。ただし、忘れてはいけないのが下着です。行くときに水着を着てそのまま行くことが多く、下着を忘れる人が多いので注意しましょう。また、サンダルの素材によっては乾きが遅く、蒸れた臭いが残ることもあるためゴム製がおすすめです。
タオル
一部のショップではタオルの無料レンタルも行っているところもありますが、ない場合はタオルも用意してください。羽織の代わりになり、ダイビングスポットによっては更衣室がないところもあるため、あると便利なアイテム。タオルは持ち運びにかさばるため、マイクロファイバー素材の薄くて速乾性の高いタオルが便利で使い勝手もよくおすすめです。
海水バッグ
海へ持参する道具をまとめて持ち運ぶためのバッグです。特に防水バッグを使用すると濡れる心配がなく安心。海水バッグは濡らしたくない手持ちの荷物をバッグに入れておいたり、逆に濡れた水着などを入れて水が漏れないようにしたりできます。
Cカード、ログブック
スキューバダイビングのライセンスを持つ方は、Cカード(ダイビングライセンス)やログブックも必要です。ログブックは潜水地や潜水時間、深度、観察した生物などを記録するダイビングの記録帳で、ダイビングのスキルや経験を証明する際にも有効。ダイバーの経験が判るため、海外のダイビングショップではCカードよりも重視されることがあります。ただし、体験ダイビングをする場合やライセンスを持っていない場合は、Cカードは必要ありません。
スキューバダイビングができるハワイのおすすめツアー
ハワイでスキューバダイビングを楽しむなら、ツアーを選択すると便利です。ここでは、ハワイのスキューバダイビングでおすすめのツアーをご紹介しますので、計画を立てる際に役立ててください。
初心者でも参加可能
ハワイにはライセンスがなくても楽しめる体験ダイビングツアーがあります。英語が話せなくても日本語を話せるインストラクターが同行し、機材の装着方法から使い方まで、丁寧に指導してくれるため安心して参加できるでしょう。また、以下のようなツアーではビーチからエントリーしてポイントへ向かうため、船酔いの心配もありません。
貸切体験ダイビング インストラクター独占!初めてのダイビングにもおすすめのプライベートツアー
場所 |
アラモアナ |
料金 |
$120大人子供共通(12~59歳) |
所要時間 |
3.5~4時間 |
参加人数 |
2名以上4名以下 |
日本人インストラクターで安心
ハワイで美しい海を体験したい人や英語に自信がない方には、日本人インストラクターが親切丁寧に指導するツアーがおすすめです。インストラクターはハワイの海を知るベテランが多いため、初心者でも安心して参加できます。水中での呼吸も慣れれば自然なものになり、気づいたらダイビングの魅力に引き込まれていることでしょう。
ハナウマ湾体験ダイビング
場所 |
ハナウマ湾 |
料金 |
$24 |
所要時間 |
約4時間30分 |
参加人数 |
4名まで |
親子で体験
ハワイでは10歳以上であれば、12m以上のダイビングができるポイントが多いため、親子でのダイビングもおすすめです。ボートでワイキキ沖へ移動し、最大深度12mまでの本格的な水中世界を体験できます。日本語の専門インストラクターが貸し切りで案内するツアーもありますので、泳ぎが苦手なお子様でも安心です。
貸切親子体験ダイビング 親子で本格的なボートダイビングに挑戦!餌付け体験&水中写真プレゼント付き
場所 |
ワイキキ |
料金 |
子供(10~12歳)・大人(13~60歳) いずれも$314.14 |
所要時間 |
約6時間 |
参加人数 |
8名以下 |
ライセンスを取得できる
もっとスキューバダイビングを極めたいなら、ダイビングライセンス(Cカード)の取得がおすすめです。ハワイではPADIをはじめ、さまざまな団体でライセンスを取得できます。
日本人向けの講習では全ての講習が日本語で行われ、1日目は基礎講習、2日目はハワイのダイビングポイントで実践的なダイビングを行います。さらに、アドバンスド・オープンウォーターダイバー(AOW)まで取得すれば、世界中の海で本格的なダイビングを楽しめるでしょう。
スキューバライセンス取得(PADIスキューバーダイバー)1日コース
場所 |
ワイキキ |
料金 |
大人&子供(10歳~60歳) いずれも$2510(32,110円) |
所要時間 |
約7時間30分 |
参加人数 |
1名から予約可能 |
ファンダイビング
ハワイで人気のファンダイビングは初心者から上級者まで幅広く楽しめるでしょう。ファンダイビングでは、全米唯一の完全なサンドバーで知られるカネオヘ湾や、熱帯魚の種類が豊富でウミガメに出会える確率が高い西オアフなど、多彩なダイビングスポットがあります。自分の好みやレベルに合わせて、思い出に残るファンダイビングを体験してみてください。
スキューバダイビング ファンダイビングコース・2タンク
場所 |
ケワロまたはハワイカイ |
料金 |
12~70歳 $182(27,659円)~ |
所要時間 |
約5~6時間 |
参加人数 |
1名から予約可能 |
スキューバダイビングをする際の注意点
スキューバダイビングを思い切り楽しむためには、注意点を守ることも大切です。ここでは、チェックしておきたい注意点をご紹介しますので、できることはあらかじめ対処しておきましょう。
乗り物酔いしやすい人は酔い止めを飲んでおく
ボートダイビングではダイビングスポットまで船で行くため、船酔いが心配な人は早めに酔い止め薬を飲んでおきましょう。選ぶ際には薬の持続時間が24時間や1日と表記されている酔い止め薬をおすすめします。ダイビングコースの所要時間が3〜4時間であるため、持続時間が短い酔い止め薬ではその効果が途中で切れてしまうことがあるからです。
すぐに飛行機には乗れない
ダイビングを楽しんだ後は、飛行機や高地への移動には十分な注意が必要です。急激な圧力の変化によって、減圧症と呼ばれる現象が起きることがあります。水中で窒素が血液中に溶け込み、圧力が減少することで窒素の気泡が発生する現象で、主な症状は疲労感や筋肉痛、関節痛などです。重症化すると脳卒中に似た症状が出ることもあります。他にも、飲酒やサウナ、激しい運動によっても血流が急激に変化し、減圧症のリスクが高まるため注意してください。
ハワイでスキューバを楽しもう!
ハワイは世界でもトップクラスのダイビングスポットとして知られています。海底火山の活動によって形成された洞窟や岩場、ケープと呼ばれる突が生み出す景観は非常に神秘的で、他の海域では見られません。さらに、ハワイの海は熱帯の魚や多様なサンゴ礁、そしてウミガメやマンタ、イルカなども頻繁に出現するのも魅力です。地域ごとに異なるダイビングスポットがあるため、自分の好みに合った海底世界を探してみてはいかがでしょうか。