
ハワイで出会える海の生き物13選|ウミガメや魚に会うための注意点も
ハワイの魅力といえば美しい海!ハワイではウミガメやイルカ、色とりどりの熱帯魚など多様な海の生き物が暮らしています。こちらの記事では、ハワイで出会える海の生き物たちについて詳しく紹介します。
ハワイでのシュノーケル中に出会える魚
ハワイで人気のビーチアクティビティ「シュノーケリング」。透き通る海では、色とりどりの魚たちに出会えます。今回は、シュノーケル中に見られる人気の魚をご紹介します。
リーフフィッシュ
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リーフフィッシュという言葉には、2つの意味があります。ひとつはサンゴ礁や岩礁に生息する魚を総称する言葉です。もうひとつは枯葉のような見た目をしたコノハウオとも呼ばれる淡水魚のリーフフィッシュを指します。
ハワイではサンゴ礁の周辺に生息する多種多様な魚の総称としてリーフフィッシュという言葉を使うことが多いです。具体的には、ウミウマやクマノミ、ブダイなど、サンゴ礁の環境に適応した魚が挙げられます。ハワイでは浅瀬のリーフエリアでよく見られ、カラフルで個性豊かな姿が特徴です。シュノーケリング中にも簡単に見つけることができ、ハナウマ湾やラニカイビーチなどが観察におすすめのスポットです。
ツノダシ
ツノダシは、アニメのファインディング ニモにギルという名前で出ていた黄色い尻尾が特徴の可愛い魚です。ハワイ語では「キヒキヒ」と呼ばれています。体色の模様が鮮やかで、水中でもひときわ目立ちます。ハワイではサンゴ礁の浅瀬に多く、ワイキキ沖やハナウマ湾などでよく見られます。穏やかな水域で群れになって泳いでいることもあります。
トランペットフィッシュ
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細長い体で口元がまるでトランペットのような形をしているユニークな魚です。カメレオンのように周囲に溶け込む保護色を持ち、サンゴや岩場の間に静かに漂っていることが多いです。ハワイではカイルアやシャークスコーブなどの岩場やリーフエリアで出会えることがあります。
タスキモンガラ
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黒い体に、白・黄色・金色の模様が入った、ひときわ目を引く魚です。ハワイ語では「フムフムヌクヌクアプア」と呼ばれています。独特な配色がまるで絵画のようですが気性が荒い魚ともいわれており、縄張りに侵入した際には人間にも攻撃することがあります。繁殖期は特に注意が必要です。ハワイでは比較的浅瀬のリーフ周辺で見られ、特にハナウマ湾やカアナパリビーチなどが出会いやすいスポットです。
ミノカサゴ
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赤い体色に白色の縞模様、大きく広がるトゲのあるヒレが特徴の美しい魚です。見た目は大変美しいですが、ヒレには毒があるため観察時は十分に注意が必要です。
ハワイの岩場や沈船ポイント、やや深めのサンゴ礁地帯で見られます。
ハギ
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先述したタスキモンガラとハギはどちらも、モンガラカワハギ科に属する魚で、それぞれ特徴があります。ハギは一般的なモンガラカワハギのことで、体側に白い斑点模様を持つのが特徴です。一方、タスキモンガラは、体の一部に「タスキ」のような模様を持つのが特徴です。浅瀬のサンゴ礁でよく見られるので、ハナウマ湾などが観察におすすめです。
チョウチョウオ
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小型で平たい体に、チョウチョのような鮮やかな模様をもつ魚。ペアで泳いでいることが多く、観察にも最適です。ハワイではサンゴ礁のある浅瀬全域で出会えます。色や模様のバリエーションが豊富で、種類を見比べて楽しむのがおすすめです。ハワイ語では「ラウウィリウィリヌクヌクオイオイ」とよばれています。
ブダイ
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鮮やかなブルーやグリーンの体色と、大きな歯が特徴の魚です。サンゴをかじって食べ、綺麗にしてくれるため、海底の砂の形成にも関与しています。ハワイではシュノーケリングスポットのリーフエリアでよく見かける魚で、特に朝の時間帯によく活動しています。
サンゴ
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サンゴは厳密には魚ではなく動物の一種で、ハワイの海を彩る重要な存在です。サンゴ礁は多くの海の生き物たちの住処となっており、生態系の中心です。ハナウマ湾やモロキニ島などで美しいサンゴ礁が広がり、シュノーケリング中にもその姿を間近で観察できます。
ハワイで運がよければ出会える生き物
ハワイの海では、運がよければウミガメやイルカ、クジラなど特別な生き物に出会えることもあります。そんなレアで感動的な出会いが期待できる生き物たちをご紹介します。
アオウミガメ
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ハワイでは絶滅危惧種に指定され、保護対象となっているアオウミガメ。ハワイ語では「ホヌ」とよばれており、ハワイでウミガメは神聖な存在・幸運の象徴とされています。
シュノーケリング中や砂浜で出会えることもありますが、ウミガメに遭遇した場合は、10フィート(約3メートル)以上の距離を保ち、近づきすぎず、静かに見守りましょう。
ノースショアやラニアケア・ビーチが有名な観察スポットです。
ザトウクジラ
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毎年12月~4月頃、アラスカから出産・子育てのためにハワイ沖へ回遊してくる大型のクジラ。体長は15m以上にもなり、ブリーチング(ジャンプ)などダイナミックな姿が見られます。マウイ島ラハイナ沖やオアフ島西部のホエールウォッチングツアーが人気です。
ハシナガイルカ
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ハワイにはハシナガイルカが豊富に生息しており、特にオアフ島ウエストサイドでよく見られます。小型でスリムな体型を持ち、回転しながらジャンプする姿が特徴のイルカです。
昼間は浅瀬で休み、朝や夕方に活発に泳ぎます。オアフ島西海岸やハワイ島のコナ沿岸でボートツアー中に出会えることがあり、自然な姿を観察することができます。
ハワイアンモンクシール
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絶滅危惧種に指定されているハワイ固有のアザラシで、全体でも1,500頭ほどしかいないと言われています。白砂のビーチで寝そべっている姿が見られることもあり、カウアイ島やモロカイ島での遭遇率が高め。オアフ島ではカイマナビーチでよく見かけます。
50ヤード(約45メートル)以上離れて観察することが定められています。
ハワイで海の生き物に会うときの注意点
ハワイで海の生き物に出会うのは感動的な体験ですが、自然や生き物への配慮も大切です。楽しく安全に観察するための注意点をご紹介します。
環境にやさしい日焼け止めを選ぶ
ハワイの美しい海を守るためには、サンゴ礁に害を与える化学成分を含まない「リーフセーフ」な日焼け止めを選ぶことが大切です。オキシベンゾンやオクチノキサートを含まない製品を使うことで、海の生態系を守りながら紫外線対策ができます。ハワイ州では有害成分入りの日焼け止めの販売が禁止されているため現地で購入するのが良いでしょう。
適切な距離を保ってウォッチする
ハワイではウミガメ、ハワイアンモンクシール (アザラシ)、イルカ、クジラなどの野生海洋生物は、ハワイ州法とアメリカ連邦法によって保護されています。観察時は適切な距離を守りましょう。ウミガメには最低3メートル、ハワイアンモンクシールには15メートル、イルカには45メートル以上の距離を保つのがルールです。写真を撮るときもズームを活用し、静かに見守ることが大切です。
ハワイの海の生き物たちに会いにいこう
ハワイの海では、カラフルな魚や特別な生き物たちとの感動の出会いが待っています!マナーを守りながら、美しい自然と心に残る体験をぜひ楽しんでください。