【初心者向け】基本のハワイ語50選！テーマ別に紹介。学習方法についても

公開日：2023.04.25
更新日：2024.11.24

ハワイでは、「アロハ」（こんにちは）や「マハロ」（ありがとう）だけでなく、さまざまなハワイ語が英語と混ざって日常的に使われています。今回は、覚えておくと便利な基本の言葉を中心に紹介します。覚えたハワイ語は、せっかくだからハワイ滞在中に笑顔で口に出してみましょう。おすすめの学習方法もありますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね！

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この記事の執筆者

Chihiro Kitagawa

Media Company, Inc. dba Media etc. メディアエトセトラ代表取締役社長北河千尋 Instagram： https://www.instagram.com/media_etc/ ワシントンDC… 続きを読む

ハワイ語の特徴

ハワイ　ポリネシア

ハワイ語は、ポリネシアントライアングルと呼ばれる太平洋の三角海域に散らばっているポリネシア語族に属しています。ハワイ語とよく似た言語はタヒチ語とマオリ語で、語彙の中にはほとんど同じ言葉もあります。

もともと古代ハワイには文字がありませんでした。溶岩に線画を削って物語を伝えたペトログリフは今でもハワイ島のワイコロアなどで見られますが、1820年頃宣教師たちが布教に訪れるまでのハワイでは口頭言語のみが使われており、チャント（祝詞）やフラで歴史や物語を継承していました。

ハワイ王朝が崩壊した後、ハワイではハワイ語の使用が禁じられた時期が長く続きました。そのおかげでハワイ語は消滅の危機に晒されましたが、1970年代に「ハワイアンルネッサンス」と呼ばれる文化革命が起き、ハワイの文化や芸術を取り戻すための動きが活発になりました。1978年、ハワイ州ではハワイ語も公用語に認定され、学校でもハワイ語の授業が設けられるようになり、現在ではハワイ語のみで授業を行う学校もあります。また、銀行のATMでもハワイ語の選択ができるようになり、ハワイアン航空では機内アナウンスメントがハワイ語でも流れ、ハワイアンミュージックのナホクハノハノ賞やメリーモナーク・フラコンペティションには「ハワイ語部門」もある、というように、ハワイ語の使用が奨励されています。

ハワイ語は、英語やフランス語のように子音が続かず、全ての音節が母音で終わるので、日本人には比較的発音しやすい言語でもあります。また、ハワイ語にはSやGなど歯擦音がなく、母音は日本語と同じでa,e,i,o,uですが、子音はp,k,h,m,n,l,w,ʻだけです。「’」はオキナと呼ばれ、この記号は吃音として使われます。例えば「a’a」の場合は「アア」ではなく「ア、ア」のように発音します。アルファベットの上にある「-」は、「カハコー」と呼ばれる記号で、カハコーのある音は長めに音引きをします。ですから「pōpoki」の場合は「ポーポキ」と発音します。こうしてカハコーやオキナを使うことで、同じ綴りでも違う意味の言葉となります。それから、「w」は「v」で発音するので、「Hawaiʻi」は「ハワイ」ではなく「ハヴァイ、イ」、「ʻEwa」は「エヴァ」となりますが、Wが最初にくる言葉の場合、例えば「Wahine」は「ワヒネ」という発音になります。

ナヘナヘ、オリオリ、リケリケなど、音節を繰り返す単語が多いため、ハワイ語は幼稚に聞こえるという人もいますが、それが音楽のようにリズミカルだという人もいます。いずれにしてもハワイ語は決して幼稚でも単純でもなく、細かな描写や詩的な表現も可能な、美しい言語です。いくつかの単語を覚えるだけでも、ハワイの滞在がさらに楽しくなりますよ。

テーマ別！よく使うハワイ語50選

早速ですが、ハワイでよく使われる言葉、50選を紹介していきます！

あいさつ

ハワイ　アロハ

・aloha（アロハ）

一番よく使われるハワイ語は、なんと言ってもこれ。誰かに「アロハ」とあいさつされたら、必ず「アロハ」と言い返すのが礼儀です。「アロハ」という言葉には、こんにちは、さようならの他にも「愛」や「感謝」という意味があります。また、アロハのアルファベット一つ一つに込められた意味を知ると、この言葉の深さがわかり、「アロハスピリット」や「アロハの心」とはどういうものなのかが理解できます。

A＝Akahai （アカハイ）：思いやり

L ＝Lokahi（ロカヒ）：調和

O＝Oluʻolu（オルオル）：喜び

H＝Haʻa Haʻa（ハアハア）：謙虚

A＝Ahonui（アホヌイ）：忍耐

・e komo mai（エコモマイ）

ようこそ。歓迎

・aloha kakahiaka（アロハカカヒアカ）

おはようございます

・aloha ahiahi（アロハアヒアヒ）

こんばんは。

・mahalo（マハロ）

ありがとう。感謝

・ʻaʻole pilikia（アオレピリキア）

どういたしまして。問題ありません

・a hui hou（アフイホウ）

さようなら。また会いましょう

・e kala mai（エカラマイ）

ごめんなさい

・pehea ʻoe（ペヘアオエ）

お元気ですか？

・ʻae（アエ）

はい

・ʻaole（アオレ）

いいえ。ダメ

・hauʻoli lā hānau（ハウオリラーハーナウ）

お誕生日おめでとうございます

・e mālama pono（エマーラマポノ）

お気をつけて。お大事に。お元気で

・mele kalikimaka（メレカリキマカ）

メリークリスマス

・hauʻoli makahiki hou（ハウオリマカヒキホウ）

ハッピーニューイヤー。あけましておめでとう

人

・ʻohana（オハナ）

家族

・keiki（ケイキ）

子供

・aikane（アイカネ）

友達

・aliʻi（アリイ）

酋長

・kamaʻāina（カマアーイナ）

地元民、ローカル

・malihini（マリヒニ）

観光客、来訪者

・kahuna（カフナ）

聖職者

・kāne（カーネ）

男性

・wahine（ワヒネ）

女性

・kumu（クム）

先生

自然

・ānuenue（アーヌエヌエ）

虹

・pua（プア）

花、子供

・wai（ワイ）

水

・mahina（マヒナ）

月

・hoku（ホク）

星

・moana（モアナ）

大洋、海原

その他の常用語

・ʻono（オノ）

美味しい

・maikaʻi（マイカイ）

良い、快適、元気

・pono（ポノ）

正しい、完全、あるべき状態

・kōkua（コークア）

協力、助ける

・lūau（ルーアウ）

ハワイの宴会、ご馳走

・pau（パウ）

おしまい、終わり

・holo holo（ホロホロ）

散歩、ぶらぶら歩くこと

・hana hou（ハナホウ）

アンコール、もう一度繰り返す

・mauka（マウカ）

山側、内陸

・makai（マカイ）

海側、海の方の

・pau hana（パウハナ）

仕事終了

・puka（プカ）

穴

・pūpū（プープー）

おつまみ、軽食

・honi（ホニ）

キス

・lani（ラニ）

天国

・mālama（マーラマ）

世話をする、大切にする

・mele（メレ）

歌、音楽

・lānai（ラーナイ）

ベランダ、テラス

・hale（ハレ）

家

以上、よく使われているハワイの言葉を選んでみました。いかがでしたか？ハワイ好きの方やフラを習っている人なら、聞いたことのある言葉がたくさんあったはずですよね。
街中のサインやメニュー、人々が交わす言葉の中にたくさん散りばめられたハワイ語の意味がわかると、ハワイがもっと好きになれるはず。ちょっと勇気を出して、地元の人たちとの会話に挑戦してみませんか？