ハワイ名物「カルアポーク」とは?味わいやおすすめ店をチェック!

ハワイ名物「カルアポーク」とは?味わいやおすすめ店をチェック!

公開日:2024.05.07
更新日:2024.08.06

ハワイアンフードに欠かせないカルアポーク。ハワイのルアウショーに行くと大抵、このカルアポークがテーブルに並んでいますが、カルアポークでなくてカルアピッグと呼ばれることもあります。しょっぱくてスモーキーなカルアポークは、日本ではなかなかない味です。ハワイらしい豪快なお料理、カルアポークについてご紹介します。

ハワイで食べたい「カルアポーク」とは?

photo by adobe stock

カルアポークとは、古代ハワイから伝わる「イム」という地面に埋めたオーブンを使って焼いた豚の丸焼きです。ハワイアンの伝統的なエンターテイメントショー「ルアウ」に行くと、必ずこの豚の丸焼きがお料理として出てきます。見た目にインパクトがかなりあるので覚えている人も多いのではないでしょうか?ハワイでは、そのカルアポークを細かくほぐしたものを、ポイというタロ芋を練り潰したものと一緒に食べたり、キャベツと炒めたりして食べる方法が人気です。ですから、ルアウのようなお祝いの時だけでなく、実は日頃から普通に食べているお料理なんです。スーパーでもカルアポークは普通に販売されています。

カルアポークは、豚とハワイアンシーソルトのみを使って、バナナの葉っぱに包んで焼くだけ。とてもシンプルな作り方です。

カルアポークはどんな味?

カルアポークはハワイアンシーソルトでスモークしてあるだけなので、とてもシンプルな味です。家で作る場合は、豚の丸ごとはなかなか手に入らないので、ポークバット(豚肩ロース)を使い、ハワイアンシーソルトとリキッドスモーク(BBQのような香りと味がつく液体)とガーリックを入れて軽く焼いて、その後にバナナの葉っぱに包んで圧力鍋で調理するだけです。豚肉とは思えないほどお肉がホロホロになって、クセになる味です。少ししょっぱいので他のお野菜などと一緒に食べるのをおすすめします。

カルアポークのカロリー

カルアポークだけのカロリーは、1カップあたり3オンス(85g)で497キロカロリー程度です。プロテインが高く、必須ビタミンやミネラルも豊富。スモークされているので比較的ヘルシーで、ポークバットは特に脂分が少なくてチキンよりもヘルシーと言われています。ただカルアポークをメインプロテインとして何を一緒に食べるかでカロリーが一気に上がることもあるので、気をつけましょう。

名前の意味

カルアというのはハワイ語で、地面の下に埋めたオーブンで蒸して焼くという意味があります。(厳密にいうとハワイ語だとカールアと伸ばします)古代ハワイから伝わる伝統的な調理方法です。元々はカルアピッグと呼ばれていて、アメリカの人たちが、ピッグではなくてポークと呼ぶようになりました。カルアというのは調理方法ですので、他のお肉、例えばターキーを伝統的な焼き方で調理する時も、カルアターキーと呼ばれます。

カルアポークの発祥と歴史

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ハワイには古代からカプ制度という社会を厳しく取り締まる掟がありました。環境を守るための掟だけでなく、王族と一般人を差別的に分けるルールの他、女性はヘイアウ(神殿)に入ってはいけなかったり、特定な職業にもつけなかったり、男女一緒に食事をすることが禁じられていたり、女性はバナナやココナッツ、豚肉なども食べることが禁じられていたりと、とにかく厳しい掟がたくさんありました。今の自由なイメージのハワイから考えると信じられない話ですが、このカプ制度を1819年にハワイのカメハメハ大王が取りやめたことで、男女関係なく、みんなが一緒にカルアピッグを食べられるようになりました。そこで、この禁じられていたお料理をルアウのようなお祝いの場で食べることができるようになったのです。そこでハワイでは何かとお祝いがあるたびに、カルアピッグを食べるようになったという歴史背景があります。

カルアポークとプルドポークの違い

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アメリカでは「プルドポーク」というお料理がありますが、カルアポークとよく似ています。プルドポークはアメリカの南部特有のバーベキューのお料理です。豚の肩肉を味付けして、長時間、低温で加熱調理して、豚肉をホロホロにします。そして、それを細かくほぐしたものをバーベキューソースをつけて食べるものです。フォークを突き立てひくと(プルすると)すぐに肉がほぐれるので、その名の通り「プルドポーク」という名前で親しまれています。アメリカではこのプルドポークサンドイッチが大変人気があります。カルアポークはハワイに伝わる伝統料理であり、プルドポークとは味付けも違います。

カルアポークがおいしいハワイのおすすめ店

コノズ (Kono's)

photo by 公式サイト

コノズは、2002年にノースショアのハレイワにオープンしたタコスやブリトー、サンドイッチなど朝食やプレートランチといった軽食がリーズナブルな価格で楽しめるお店です。ミルクシェイクやレモネードなども人気で、オープン以来、観光客やローカルに好評となり、現在はカイルア、ワイキキなど4箇所に店舗を増やしました。特にカルアピッグはオアフでナンバーワンと言われているほど人気で、店内でも持ち帰りでもOK。

カルアポーク (Kalua Pork)  

photo by 公式サイト

$7.85〜$15.70

12時間、じっくり時間をかけてオーブンで調理したカルアポークはとにかく柔らかくて優しい味わいでお店の看板メニュー。これだけをテイクアウトする人も多いほどです。このカルアポークをサンドイッチにして食べる方法が人気で、ベーコンを入れたりポークの量を2倍にすることも可能。

店舗詳細

Kono’s Waikiki(コノズ ワイキキ)

オアフ島 > ワイキキ
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  • アクセス
    ロイヤルハワイアンセンターから徒歩5分
  • 営業時間
    月–日:7:00~21:00
  • 定休日
    無休

L&Lドライブイン (L&L Drive Inn)

photo by 公式サイト

L&Lは、1952年からハワイのリリハストリートに1号店をオープンして、その後あちこちでプレートランチを提供しているお店。1999年にはカリフォルニア州にもフランチャイズされ、現在はアメリカ中に200店舗以上を誇っています。基本はテイクアウトで、ロコモコやチキンカツなどハワイの日常の食卓に欠かせないローカルフード、いわゆるコンフォートフード(ほっと落ち着く料理)がリーズナブルに食べれます。

カルアポーク&キャベツ

photo by 公式サイト

$7.99〜

L&Lの人気メニューのひとつでもあるカルアポーク&キャベツは、カルアポークとキャベツを炒めたもの。スモーキーでゆっくりと調理され肉がホロホロのカルアポークは既に塩分が強いので、キャベツと炒めるとそのバランスが最高。ライスと、マックサラダがついて、ミニサイズとレギュラーサイズが頼めます(ミニサイズはご飯が1スクープ、レギュラーは2スクープ)。

店舗情報

店舗名

L&L ハワイアンバーベキュー (L&L Hawaiian Barbeque) 

住所

501 Ala Moana Blvd, Honolulu, HI 96814 

電話番号

808-941-8882

営業時間

7時~20時

定休日

なし

アクセス

ワイキキ中心から徒歩で30分

 

ビッグ カフナ ピザ (Big Kahuna's Pizza) 

photo by 公式サイト

ビッグカフナピザは、1994年にマプナプナに小さなトラックでピザを売っていましたが、評判になり、飛行場の近くのモールにお店をオープンしました。小さなお店ですが、外のパラソルの下で気軽に食事もできて、ローカルや観光客に大変支持されています。ピザの他にサンドイッチも人気です。飛行場のすぐ裏なので、飛行場へ到着した前後とか、出発前にもいいかもしれません。

キラー・カルーアポーク・サンドイッチ(Killer Kalua Pork Sandwich) 

photo by 公式サイト

$8.95-$10.95

お店でゆっくりとスローローストして作られた柔らかいカルアポークを、ハワイアンBBQソースで絡めて、パンに挟んで、更にマヨネーズをつけてあるサンドイッチ。メネフネというニックネームがついています。ほんのり甘くて、しょっぱいカルアポークとはちょっと違って、プルドポーク風のBBQフレーバーのアレンジがされたカルアポークサンドイッチです。

店舗情報

店舗名

ビッグ カフナ ピザ (Da Big Kahuna's Pizza)

住所

550 Paiea St, Honolulu, HI 96819

電話番号

808-833-5588

営業時間

10時~21時(月〜金)11時〜21時(土日)

定休日

なし

アクセス

ワイキキから車で30分

 

ハイウェイ イン レストラン (Highway Inn Restaurant Kaka'ako)

photo by 公式サイト

ワイパフのファリントンハイウェイに、ハワイ生まれで沖縄育ちの戸口さんという日系人が1947年にオープンしたハワイアンフードのレストラン。美味しいラウラウやビーフシチューを食べたいというお客さんでいつも行列ができていたほどで、長年、ローカルの人達に支持されてきました。2013年にモダンな雰囲気のカカアコにも2店舗目をオープンし、オリジナルのハイウェイインをあまり知らない若者にも知られるようになりました。伝統的なハワイアンフードの他、いわゆるプレートランチ的なお料理もリーズナブルに楽しめます。ビショップミュージアムの中にもカフェを営んでいます。

カルーアピッグコンボ

photo by 公式サイト

$17.99

オーソドックスなハワイアンフードが満遍なく楽しめるプレートです。カルアピッグがメイン料理で、その他に、ライスかポイを選択。サラダに、ロミサーモン、ポテトマックサラダ、もしくはリリコイドレッシングの野菜サラダからひとつ選択。更にウアラ(紫色のさつまいもを茹でたもの)と、ハウピア(ココナッツのデザート)がデザートについてきます。追加でスクイッドルアウやチキンロングライス、ピピカウラ(ビーフジャーキー)キアヴェスモークミートなどを追加してスーパーコンボにすることも可能。アラカルトでポケもミックスすれば、ハワイアンフードを一気に制覇できてしまいます。

 店舗情報

店舗名

ハイウェイイン (Highway Inn Kaka'ako)

住所

680 Ala Moana Blvd 3105, Honolulu, HI 96813

電話番号

808-954-4955

営業時間

9時30分〜20時(月〜木)9時30分~20時30分(金土)9字30分〜15時(日)

定休日

なし

アクセス

ワイキキから車で20分

 

トロピックス バー&グリル (Tropics Bar & Grill)

photo by 公式サイト

ワイキキのヒルトンハワイアンビレッジの中にあるビーチが目の前のレストランバー。ビーチの最高の景色を見ながらビールやカクテルを飲みながらリラックスしてお食事を楽しむのに最適なお料理が揃っています。お値段はホテルにあるレストラン価格でちょっと高めではありますが、その分、最高のパラダイスのような環境で楽しむことができるでしょう。

カルアポークナチョス

photo by 公式サイト

$21

ランチメニューのナチョス。カルアポークを追加でナチョスに乗せてもらって、ビールのお供にしたら最高!ナチョスには、コーンサルサ、ブラックビーン、トマト、パクチー、ハラペノがたっぷり乗っていて、最後にハウスメイドのチーズソースがふんだんにかかっています。

店舗詳細

Tropics Bar&Grill(トロピックス・バー&グリル)

オアフ島 > ワイキキ
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  • アクセス
    ワイキキから車で10分 / ワイキキからバスで15分
  • 営業時間
    日-木:6:30〜22:00 / 金土 : 6:30〜23:00
  • 定休日
    無休


伝統あるカルアポークを食べてみませんか?

ハワイの食卓に欠かせないカルアポーク。ハワイの食の歴史を塗り替えた、歴史的にも大変意味深いお料理です。初めてハワイにきてルアウショーなどで食べただけでは、その良さはわからないかもしれませんので、是非、地元の日常の食生活に馴染んでいるカルアポークを、上記のおすすめのレストランなどで試してみてはいかがでしょうか?