【世界有数の星空スポット】ハワイで満点に煌めく星空を見に行こう！

ハワイ諸島は北極星と南十字星を観測できる貴重な場所

実はハワイ諸島は、北極星と南十字星を観測できる世界的にみても非常に珍しい場所として知られています。

南十字星は南半球でもっとも代表的な星座のひとつで、南方にあるため、北緯25度より北では見ることができません。

アメリカ合衆国内で南十字星が見られるのは唯一ハワイ州のみとなっています。

地球上で最も多くの星が見えるハワイ島「マウナケア山頂」

場所・行き方

マウナケア山の山頂へ行くのは安全なツアーで行くのがおすすめです。ご自身の運転で行くことも可能ではありますが、山道のため車の滑落や高山病の危険があるため推奨しません。

ツアーの場合、滞在ホテルまでの送迎付きで所要はおおよそ8～10時間のプランが一般的です。なおコナーワイコロア地区の滞在先はホテルまで送迎に来てくれますが、ヒロ地区ホテル滞在の場合はホテルまでの送迎がないため途中の駐車場などで合流するツアーが多くなっています。

またマウナケア山頂へのツアーは、ホテルから出発する時間orホテルへ戻る時間のどちらかが深夜になるため、ホノルルから日帰りでの参加は難しいので旅程を組む際はご注意を！

「マウナケア山頂」で星空がより美しくたくさん見える理由

ハワイ島にあるマウナケア山は標高4,205mのハワイ諸島で最も高い山として知られています。雲を見下ろせるほどの高さを誇るマウナケア山頂から望む星空はこの世のものとは思えぬ圧巻の美しさです。

またハワイ島は島全体で街灯の数を制限していることや、晴天の日が多く空気が乾燥していることで風向きが安定しているなどの好条件から世界有数の天体観測地として有名です。

太平洋地域でも最高峰の山で「地球上で宇宙にいちばん近い場所」と呼ばれています。

 「マウナケア山頂」へ行くツアーも豊富

photo by hawaiioption.com

マウナケア山頂へ行くツアーは各ツアー会社から様々なプランが打ち出されています。

いくつか人気のツアーを紹介します。

サンライズツアー＆星空ツアー

深夜に出発し、山頂でサンライズを鑑賞するツアーです。

ハワイ諸島の最高峰、ハワイアンの聖地であるマウナケアは雪の神ポリアフが宿る場所。まずは中腹のオニヅカ・ビジター・センターで休憩し、山の高度に体を慣らします。温かい飲み物とともに神秘的な星空を堪能した後は、マウナケア山頂からの日の出を観賞します。雲海の色彩が刻一刻と移り変わる壮大な大自然のショーを楽しめます。

星空ツアー＆島内観光

ハワイ島を知り尽くした火山公園認定プロガイドが案内してくれる星空ツアー＆島内観光

！世界遺産のキラウエア火山やマウナケアでの星空観測はもちろん、溶岩が砕けてできたリチャードソン黒砂海岸（月～金のみ）やビッグアイランドキャンディーズなどの島内観光も楽しめます。ハワイ島の魅力を余すことなく堪能できる1日ツアー。

ハワイ島の2大観光スポット、マウナケア山頂星空観測＆世界遺産としても有名なキラウエア火山観光ツアー

ハワイ島の2大観光スポット、マウナケア山と世界遺産キラウエア火山を1日で巡る凝縮ツアー。キラウエア火山国立公園での滞在では、トンネルハイキングやスチームベントなどを観光した後、マウナケア山麓で満天の星空を観賞します。その他、ヒロのダウンタウンやハワイ土産の定番・ビッグアイランドキャンディーズなどの周辺立ち寄りも。非日常の光景に感動間違いなし。

 「マウナケア山頂」へ行く際の持ち物・注意点

マウナケアの山頂付近は0度前後。とても冷えるため持ち物は入念に確認を！

ツアーによりジャケットなど貸し出しがある場合もあります。ツアー規定を読み込み、わからないことがある場合は事前に問い合わせると安心です。

持ち物

• 足元はスニーカーや登山靴

• 動きやすい軽装（長袖・長ズボン）

• ジャケットなどの防寒具

• 手袋や使い捨てカイロがあると安心です

マウナケア山頂は標高4200mの高地であり、大気圧は平地の60%程度しかありません。そのため登頂できる人に制限があります。事前に注意点を確認しましょう。

行ってはいけない人

• 妊娠中、またはその可能性がある人

• 16歳未満の子供（年齢制限はツアーによって異なるが、マウナケア山頂を管理するハワイ大学によれば16歳未満はリスクがあるとしています）

• 心臓に疾患があったり、不整脈や喘息、高血圧その他の持病を持っている人

• 24時間以内にダイビングをした人

またマウナケアでは天文台の観測に支障が出ないよう、関係者以外は【日没後30分以内には、山頂から下りなければならない】という規則があります。

もしツアー以外で訪れる方は注意しましょう。

みんな大好き！オアフ島（ホノルル）にもある星空観測スポット&ツアー

オアフ島で星空を観測したいという方へ向けて、オアフ島で星空がきれいに見えるスポット＆ツアーをご紹介します。

タンタラスの丘

ワイキキを一望できる絶好の夜景スポットとして有名なタンタラスの丘。夜景を見にいく観光ツアーもたくさん催行されています。

お昼にはダウンタウンの高層ビルからダイヤモンドヘッド、さらにその奥の海まで一望することができます。

ワイキキからタンタラスの丘へは車で10分程度。頂上までの道のりは夜になると真っ暗になり治安も良くないため、なるべくツアーで行くのがオススメです。

ハレイワタウン

ワイキキからは車で約45分ほど、オアフ島の北部にある小さな街ハレイワタウン。古き良きハワイの街並みが残されている観光で人気のエリアです。

このあたりはオアフ島のなかでも晴天率の高いエリアで星空スポットに最適といわれているため星空を鑑賞できるツアーも催行されています。

コオリナ星空観測ツアー

ワイキキからは車で50分ほど。オアフ島西海岸にあるリゾート地コオリナ。このエリアはオアフ島で一番晴天率が高いといわれている星空観賞のベストスポットです。

コオリナ湾からほど近い場所にあるフォーシーズンズ・リゾート・オアフ・コオリナの屋上テニスコートにて天体観測ができるツアーも催行されています。こちらのツアーではNASA大使も務める天文学者ガイドが日本語を交えて案内してくれるため子供から大人まで楽しめること間違いなし！高性能な望遠鏡で天体観測をすることができます。

ノースショア　サンセットビーチ

ワイキキからは車で45分～1時間程度。オアフ島ノースショアに位置するビーチです。昼間はサーフポイントとしても有名なサンセットビーチですが日没後は周辺に灯りが少ないため満点の星空を楽しむことができます。

ハワイの星空についての豆知識！

ハワイと星の歴史

ハワイ諸島は地球上でもっとも多くの星空を観察できることで知られています。

その昔、タヒチやマルケサス諸島から小さなカヌーに乗ってハワイ諸島へやって来たポリネシア人たちは、北極星（ホクパア）やすばる星団（マカリイ）などの星を目印にして航海を行ったといわれています。

安定した気候に恵まれているため１年を通じて全天の80％を観察できるとともに、北極星と南十字星を観察できる世界でもまれな場所です。ハワイ島とマウイ島には多くの天文台が設置されています。

ハワイが世界で有数の星空観測場所である理由

天体観測を行うには晴天率が高いだけでなく、大気が安定していることも重要です。マウナケアは世界的にみても素晴らしい好条件が揃っているため世界11ヶ国の研究機関が合計13基の天文台を設置しています。

標高4200mを超える標高で空気が薄いこと、ハワイ島の最大の町であるヒロも雲海の下にあることが多く夜はほとんどの建物が消灯しているため星の光りを受け取りやすい環境にあることなどが好条件の理由として挙げられています。

ハワイで星を見るベストシーズンはいつ！？

星空観測のベストシーズンは天候が安定している乾季にあたる6月～7月といわれています。他の季節も美しい星空をみることができますが最高の状態を望むのであれば、ぜひこの時期を狙って訪れるとよいでしょう！北極星を見つける絶好の時期は、春から夏にかけてです。

また12月から7月までは南の空の低い位置に南十字星をみることができます。

人生で一度は見たい絶景！ハワイの星空で忘れ得ぬ感動体験を

世界的にみても星空観察の好条件が揃っているハワイ。ぜひハワイを訪れた際には星空観察を旅程に組み込んでみてはいかがでしょうか？