アートとトレンドの街!カカアコの観光スポット完全ガイド
ハワイに行ったら、映える写真を撮りたい、思い出に残るような写真を撮りたいという方は多いでしょう。そこでおすすめしたいスポットが、ホノルルのカカアコ地区です。現在トレンドの発信源として注目されており、アートだけではなく買い物も楽しめます。今回は、そんなカカアコの魅力をたっぷりご紹介します。
カカアコでハワイのトレンドを追う
ホノルルのカカアコ地区は、現在トレンドの発信源として注目されているエリアです。以前は工場や倉庫街が建ち並ぶ地区でしたが、再開発されて街全体がアートで溢れています。真っ青な空と色とりどりで描かれるアートとのコラボレーションは、SNS映えすると評判です。現在は、ウォールアートが約50種類も描かれたアートの街として、多くの観光客が訪れる人気エリアになっています。
アクセス
カカアコは、ワイキキの中心部から西へ約5km、アラモアナとダウンタウンの間に広がるエリアです。ワイキキから、ホノルルの公営バス「TheBus(ザ・バス)」を使った場合は、約30分、タクシーを使った場合は約15分で到着します。アラモアナショッピングセンターから歩いた場合でも、20分程度と気軽にアクセスできる便利なエリアです。
TheBus(ザ・バス)は均一料金で、大人は1回あたり3ドルです。ワンデーパスは大人1日あたり7.5ドルなので、往復のことを考えるとバスを利用する場合は、ワンデーパスを購入しておいたほうがお得になります。
バス、タクシー、徒歩のいずれにおいても、到着時間に大きな差はないので、体力を使うことなく移動できるTheBus(ザ・バス)での移動がおすすめです。
街中に点在するウォールアート
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カカアコ地区には、ウォールアートが点在しています。世界中から多くの芸術家が訪れ、1週間かけて新たな作品を描く2011年に始まった地域活性化イベント「POW!WOW!HAWAII」がきっかけで、注目されるようになりました。
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ハワイの空とマッチするようなカラフルで壮大なウォールアートは、多くの人に驚きと感動を与えています。
人気のウォールアート
アロハモンスター
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1番人気といっても過言ではないのは、ニューヨーク在住のアーティストKevin Lyons氏の「カラフルモンスター」です。青・ピンク・オレンジ・緑などカラフルなモンスターが描かれ、インスタ映えすることから、多くの人が写真撮影をするために訪れます。
RISK AND SONNY BOY
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2016年に描かれたウォールアートで、虹のようなさまざまなカラーを使ったストライプ柄が特徴です。カカアコ地区に隣接するワード地区ではありますが、アートを前に立つだけでサマになり、モデルのようなおしゃれな写真が撮れると評判を呼び、SNSでも多数投稿されています。
ウォールアートは毎年変わる
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POW!WOW!のイベントは、2011年にハワイのカカアコで開催されたのが始まりです。今では神戸や長野など日本をはじめ、世界12の地域で開催されています。一部の作品を除き、基本的に全てのウォールアートは毎年書き換えられます。2023年からはイベント名が「World Wide Walls(ワールドワイド・ウォールズ)」に変わりました。ハワイのイベントでは、開催場所がカリヒ・カパラマ地区に移動になり、6ヶ所の拠点に約70の作品が描かれました。
複合施設「SALT」も欠かせない!
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カカアコ地区に行ったら、人気の複合施設「SALT(ソルト)に立ち寄るのがおすすめです。SALTは、85,000平方フィートの広大な敷地に、ショッピングやグルメが楽しめる店がたくさん立ち並んでいます。その中でも特にチェックしておきたいおすすめのお店をご紹介します。
レストラン・カフェ
ARVO(アーヴォ)
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地元の方はもちろん、観光客にも大人気のカフェです。ホノルルでも1、2を争うフォトジェニックなラテが人気です。見た目の美しさはもとより、味も美味しいと旅行者の間でも話題になっています。
ほんのりとした甘さと美しいラテアートが堪能できる「ラベンダーラテ($4.50)」や新鮮な野菜たっぷりのサラダにカリッと焼かれたトーストが添えられたオーガニックハウスサラダ($10)が有名です。
9BAR HNL(ナインバー・ホノルル)
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モダンなトタンの外壁が目をひく人気カフェで、早朝から多くの客で賑わっています。厳選したコーヒー豆を使用したコーヒーが特に人気です。店名もコーヒーを抽出するのに最適な「9気圧」という意味に由来しています。
ドリンクのサイズは8ozと12ozから選択可能です。人気のラテは、8ozが$4.25、12ozが$4.75で提供されています。珍しいのが紫山芋(ウベ)を使ったウベラテ($5.50)です。ローストされた香ばしさとほんのりとした甘さに癒されます。
Moku Kitchen (モク・キッチン)
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現地雑誌主催のレストラン大賞「ハレアイナ賞」を何回も受賞している人気シェフがプロデュースするお店です。地元産の材料を活かし、美味しい料理を手頃な価格で楽しめることから、地元の方も多く訪れます。
ハッピーアワーが昼と夜の2回実施されており、ドリンクの割引やスモールプレートが半額になってお得です。通常人気のピザが、ハッピーアワーの時間帯になると5~6ドルほど安くなり、どれでも$10になります。
Redfish Poke Bar(レッドフィッシュ・ポケバー)
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生魚をサイコロ状に切って調味料で和えたローカルフード「ポケ(ポキ)」を提供するレストランです。テイクアウトやバーとしても楽しめます。スタンダードなポケはもちろん、豆腐を使ったポケや柚子味噌アヒポケなど、他店では見られない珍しいメニューも多数あります。ポケボウルのサイズは、レギュラーとデラックスの2種類です。ポケ以外にも、担々麺やチャーハンなど、さまざまなメニューが楽しめます。
ショッピング
Kahala(カハラ)
1936年創業のアロハシャツの老舗ブランドです。デザインは昔からほとんど変わらず、伝統的なアロハシャツを購入できます。SALTのカハラには、ほかにはない「カハラシェイブアイス」があり有名です。ハワイで育ったフルーツをふんだんに使用し、100%オーガニック食材を使用しています。 営業時間は10~18時です。
店舗詳細
ストークハウス
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こだわりのブランドを揃えた人気のセレクトショップです。カリフォルニアで人気のサーフブランド「Vissla(ヴィスラ)」などを中心に取り揃えています。ウェア、サーフボード、アクセサリー、サングラス、インテリアなどが購入でき、お土産を買うのにもおすすめです。
営業時間は月曜~土曜が10時~18時、日曜が10時~17時30分となっています。
アーバンアイランドソサエティー
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都会の洗練された雰囲気とビーチのリラックス感を感じるアイテムを提供するセレクトショップです。ファッションアイテムはもちろん、インテリア雑貨やアート作品も販売しています。
営業時間は10~18時です。
施設内にもウォールアート
SALTは施設内外にもウォールアートが描かれていることで有名です。SALTを駐車場側から見ると、2ヶ所の作品が楽しめます。施設内には、以下のようなアートもあります。
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Arvo(アーヴォ)のテラス席から見えるウォールアート
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パイオニア・サルーンの前の地面に描かれたアート
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PAIKOのガラスに描かれたアート
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エレベーター脇にあるウォールアート
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The Barnエリア内のアート
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トロリー停留所近くをはじめとする各所に描かれたハニーベアのアート
カカアコのショッピングスポット
先にご紹介したSALTは、食事や買い物が楽しめる複合施設です。しかし、カカアコには、SALT以外にもショッピングを楽しめるお店が多数あります。お土産を買ったり、現地で食べる食料品を買ったりできるお店をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ワードビレッジ
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ワードビレッジもカカアコにある複合施設です。アラモアナ・センターから、西へ徒歩15分程度の場所にあります。バスを利用する場合は、ワイキキのクヒオ通り山側から、19番、20番、42番に乗車すると良いでしょう。広大な敷地内は4つのエリアに分かれており、ショッピング、レストラン、映画館、スーパーなど100店以上のお店が入っています。
ハワイで人気のTシャツショップ「クレイジーシャツ」のアウトレット店、お土産にも人気の「ベッド・バス&ビヨンド」、全米チェーンのオフプライスストア「TJマックス」などが特に人気です。
▶︎営業時間:月曜~土曜10時~21時、日曜10時~18時(店舗により異なる)
パタゴニアホノルル
ワードビレッジのワード・ゲートウェイ・センターにあり、100年ほど前に建てられた倉庫をリノベーションした歴史的建造物を交渉のうえ許可をとって出店しています。約222坪という広大な敷地で、見ごたえは十分です。この店舗でしか手に入らない限定デザインのアパレルアイテムやインテリアアイテムが人気を集めています。廃材を利用したディスプレイなど見ごたえも十分です。
▶︎営業時間:10~18時
カカアコファーマーズマーケット
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毎週土曜の朝8時から4時間ほど開かれている青空市場です。新鮮な食材や料理を求めて多くの人が訪れます。バスで行く場合は、ワイキキ中心部から20番、42番などで行けます。所要時間は20~30分程度です。数々の惣菜やスイーツなどが並びます。
▶︎営業時間:土曜8~12時
ホールフーズマーケット
photo by @lanalea22 / Instagram
ホールフーズマーケットは、地元で獲れた新鮮な食材を中心に、自然食品やオーガニックフードを提供するスーパーです。アメリカ・カナダを中心に400店以上展開しています。カカアコにあるホールフーズマーケットは「クイーン店」で、ホノルル店の約2.5倍の広さを誇ります。バスで行く場合は、クヒオ通りのバス停からアラモアナセンター方面に向かう19番、20番、42番のいずれかに乗車し、ワード・センターで降りましょう。カフェやデリが豊富に設置されているので、食事をするのにもおすすめです。
▶︎営業時間:7~22時
カカアコの人気レストラン
ハイウェイ イン カカアコ
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創業75年の老舗レストランです。ハワイでお祝いや宴会のときに食べられる「ポイ」「カルアピッグ」などの伝統料理が楽しめます。特に、「カルアピッグ・コンボ($17.95)」などが人気です。テーブル席のほかに、お酒も楽しめるバーカウンターもあります。子供用メニューもあるので、家族みんなで楽しめるでしょう。
ホノルルビアワークス
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ホノルルビアワークスは、オアフ島のクラフトビールを牽引するブルワリーとして有名です。倉庫を改装した建物は、そのものが絵になりフォトスポットにもなっています。日本語のメニューもあるので安心です。ビールは1パイント(16oz)で$6.75です。マカロニチーズ($8.50)などのフードメニューも充実しています。缶ビールはお土産にもおすすめです。
MW Restaurant(MW レストラン)
photo by @larryxnguyen / Instagram
MWレストランは、 Alan Wong's出身のシェフとパティシエの奥様が夫婦で立ち上げたレストランです。メニューには必ずハワイの食材を組み込み、調理法はフレンチの技法を取り入れるなど、自由な発想の料理が人気を得ています。ディナーメニューのブランド牛のタルタル($18)なども有名ですが、奥様が作るデザートメニューであるブリュレ($14)、マカハ マンゴーシェイブアイス($14)なども人気です。店舗詳細
Asahi Grill Kaimuki(アサヒグリルカイムキ)
photo by @lea.sakura_hawaii / Instagram
地元の方に愛される人気レストランで、60年前からレシピが変わらない「オックス・テール・スープ($16.95)」が美味しいと評判です。ガーリックシュリンプなどのローカルフードも楽しめます。日本人に馴染み深いカレーやとんかつなどの日本食もあるので、ハワイの味に飽きたときにもおすすめです。
店舗詳細
カカアコのおすすめ観光スポット
カカアコの魅力といえば、ウォールアートをはじめとするアートな街並みですが、それだけではありません。こちらでは、ゆっくりとハワイ気分を満喫できるスポットや、ご家族連れで遊べる施設をご紹介します。
ウォーターフロントパーク
photo by @sato.f328 / Instagram
ウォーターフロントパークは、ワイキキから車で20分ほどの場所にある公園です。夕陽がきれいなロケーションとして、ウェディングフォトを撮影する人も多いようです。ワイキキからバスを利用した場合19番に乗車し「Ala Moana Bl + Koula St」で降りましょう。景色が美しいので、レジャーシートを広げて休憩したり食事をしたりする方が多いようです。
▶︎営業時間:6時~19時
▶︎入園料:なし
ケワロ湾ハーバー
photo by @mahaloha_tak / Instagram
ケワロ湾ハーバーは、ワイキキエリアから車で10分ほどの場所にあるヨットハーバーです。ワードセンターのすぐ近くにあります。ヨットハーバーなので、営業時間や入園料はありません。サンセットクルーズなどを利用する観光客で賑わいます。近くにはケワロ湾公園という公園があり、美しい景色を眺めながらリラックスできます。
チルドレンズ ディスカバリー センター
photo by @yukaclaire / Instagram
チルドレンズ ディスカバリー センターは、子どもが遊びながら学べる体験型のプレイハウスです。バスで行く場合は、ワイキキクヒオ通りから42番に乗れば、20分ほどで着きます。3歳以下の子供が入れる乳児向けエリアもあるので、小さなお子さまが居ても安心です。大きな子どもは、環境、街の構造、人間の体の不思議、他国の生活などについて学べます。
▶︎営業時間:火曜~金曜9時~13時、土曜・日曜10時~15時
▶︎入園料:一般$12、ハワイ在住者$10
カカアコで開催されるイベント
カカアコで開催されるイベントといえば、先にご紹介したウォールアートが楽しめる「POW! WOW! Worldwide」が有名です。しかし、そのほかにもカカアコが開催地になっているイベントは多数あります。
ホノルル・ナイトマーケット
photo by @hnlnightmarket / Instagram
Honolulu Night Market(ホノルル・ナイトマーケット)は、カカアコのAuahi St.とCoral Stを中心に開催されるナイトイベントです。フードやライブなど、50店以上の出店とバンドの生演奏などが楽しめます。しばらくコロナ禍で中止になっていましたが、2022年、2023年は11月に開催されます。18時~22時までのイベントですが、18時には多くの人で賑わうので、早めに行くのがおすすめです。食べ物の料金は$6前後とリーズナブルです。くわしい日時や出店情報はホームページで確認できます。
イート・ザ・ストリート
photo by @eatthestreet / Instagram
毎月最終金曜日16時~21時に開催されるフードイベントです。毎月テーマが異なり、テーマに沿ったフードトラックなどが集まります。運が良ければライブミュージックなどが楽しめるときもあります。ワイキキからバスで行く場合は、19番、20番、42番のいずれかに乗り「Ala Moana Bl + Koula St」で降車して5分ほど歩きます。観光客よりも地元の方が多いので、地元ならではのイベントに参加したい方やグルメに興味のある方におすすめです。
カカアコの治安状況
ハワイは全体的に治安の良い場所として知られていますが、近年では日本人観光客を狙った犯罪もあり、注意しなければなりません。カカアコは工場や倉庫街が建ち並ぶエリアだったこともあり、治安が良いエリアとは言えません。以前は、公園の公衆トイレを利用した日本人観光客が襲われたことでも話題になりました。公衆トイレを利用するのは避けたほうが良いでしょう。また、細い路地に入ったり、店が閉まるような夜間帯に出歩いたりするのは危険です。トイレに行くときは、複合施設やレストランを利用し、ひとりで出歩かず、日中に用事を済ませましょう。
カカアコでオシャレなハワイ旅を!
近年、アートを楽しめる街としてカカアコは注目されています。複合施設もいくつかあり、ショッピングやグルメも楽しめるでしょう。映える写真を撮影したい方やローカルフードを楽しみたい方にもおすすめです。地元の方にも人気のエリアを追求したい方は、ぜひカカアコで素敵な旅を楽しんでください。