ハワイで見られるカラフルな花と植物15選！開花時期やイベントも紹介

南国気分を感じられる！ハワイの植物5選

続いて紹介するのは、ハワイでよく見られる植物。濃い緑の葉が潮風にそよぐ様子は、南国情緒に溢れています。

ココヤシ

ハワイではどこに行っても見ることのできる背の高いヤシの木。ポリネシア人がハワイに持ち込んだココヤシは非常に利用価値が高く、大きな葉は屋根葺や籠、果実の皮は燃料、果実の殻は食器や水筒、胚乳やジュースは飲料、実は食料、オイルは燃料や軟膏、幹はカヌーや建材にと、1本丸ごと利用できるため、古来からとても重宝されています。英語ではココナッツツリーと呼ばれています。住宅街などで見る背の高いココヤシの木の幹に、アルミニウムの板が巻き付けられているのは、ネズミが木に登って巣を作るのを防ぐためです。また、ヤシの実が熟して落ちてくると危険なので、時々ワイキキでもクレーン車を使ってヤシの実や枯れた葉を落とす作業が行われています。

ハワイ語での名前

Niu ニウ

ココヤシが見られる場所

ハワイのどこでも見られます。ワイキキのロイヤルハワイアンセンターにはロイヤルグローブと呼ばれる中庭があり、たくさんのココヤシがそびえ立っています。

アラモアナビーチパークには並んだココヤシの高い木が水に映るフォトジェニックな場所があります。

ティーリーフ

ティーリーフは魔除けや浄化の効果があると言い伝えられているハワイでは、ローカルの家の前やホテルの庭など、あらゆる場所でこの植物を見かけます。赤い葉のティーリーフは、さらにパワフルだと言われています。ルアウ（ハワイのパーティー）に行くと、テーブルに敷かれたティーリーフの上に食べ物が置いてあったり、フラワーアレンジメントに使われていたりするのを見ます。肉や魚を包んで蒸し焼きにしたり、葉をつなげてフラスカートを作ったり、撚り合わせてレイにしたり、それを交通安全のお守りに車に付けていたりと、ティーリーフにはさまざまな用途があります。

ハワイ語での名前

Kī キー

ティーリーフが見られる場所

ハワイ中どこでも見られます。エアポートの植え込み、ショッピングセンターの庭、ホテルやコンドの周りなど、街のそこここに植えられています。

モンステラ

切り込みの入った大きなつやのある葉に穴があいたモンステラは、メキシコや中央アメリカ原産の熱帯植物。ハワイに持ち込まれたのは19世紀頃ですが、野生化はしていません。ハワイでも観葉植物として人気が高く、ホテルやショッピングセンターの庭にもよく植えられています。大胆なジュエリーのモチーフやシャツのトロピカルプリントにもよく使われています。

ハワイ語での名前

lāʻape ラーアペ

モンステラが見られる場所

ハワイ中どこでも見られます。エアポートの植え込み、ショッピングセンターの庭、ホテルやコンドの周りなど、街のそこここに植えられています。

バニヤンツリー

ハワイ滞在中に、必ず一度はどこかで遭遇する巨木、バニヤンツリー。10〜30メートルもの高さに成長し、横にも大きく枝を広げ、その枝から地面まで続く「気根」と呼ばれる長い根をたくさん垂らし、そこからまた枝が広がっていくという生命力のすごい木です。古代ハワイアンたちはその樹皮を剥がしてタパという不織布を作ったとか。

ハワイ語での名前

ありません

バニヤンツリーが見られる場所

インターナショナルマーケットプレイス、ホノルル動物園の前、モアナサーフライダーホテルの中庭、カピオラニパークなど

ハラ

タコの足のようにたくさんの気根が地面に立っているユニークな木「ハラ」は、日本ではタコノキと呼ばれます。古代ハワイにおいてハラの木は、とても神聖な植物でした。ココヤシ同様利用価値の高い木で、長さ1メートル以上の細長い葉「ラウハラ」は、ハワイアンチャントを唱えてから集められます。それを水につけて葉の棘を取り除き、ローラーでなめしてベージュになったものを細く裂いて編み、大きなマットや小さなマット、アクセサリーや帽子、うちわなどのラウハラ細工が作られます。また、ハラの根っこは薬にもなり、縄を作る材料にもなります。パイナップルに似たハラの実は、食べることもできます。

ハワイ語での名前

hala ハラ

ハラが見られる場所

シェラトンワイキキホテルの入口や、ビーチの近く、インターナショナルマーケットプレイスの中、ホノルル動物園の中など、さまざまな場所で見かけます。