
ハワイ州とはどんなところ?歴史や文化から人気スポットまでまるっと解説!
アメリカ合衆国50州の中で最後に加盟した州であるハワイ州。一体どんな島なのか?意外と知らないハワイ州について解説します。
ハワイ州とはどんなところ?
アメリカの中でも特別な歴史があるハワイ州。リゾート地としての一面の他に、ハワイ州の情報を事前におさらいしてから旅行を楽しみましょう!
ハワイ州の基本情報
州都 |
オアフ島ホノルル |
島の数 |
8島 |
人口 |
約145万人 |
面積 |
総面積 約16,634km² |
ハワイ州には主要な8つの島と100以上の小島からなるハワイ諸島が含まれます。観光業の中心であるオアフ島には州都のホノルルがあり、マウイ島やハワイ島などの離島にも人気の観光地があります。世界で最も陸地から離れた島々であり、近代的なリゾートと大自然が共存する魅力あふれる島々です。
ハワイ州の歴史
ハワイ州は、アメリカ合衆国の州に加盟する以前に唯一王国であった州です。今もなおハワイには王国であった時代の歴史や文化が色濃く残っていて、日本との繋がりも濃いことから、歴史を知った上で訪れるとさらにハワイを深く知ることができます。
1500年前 |
ポリネシア人がカヌーで無人島であったハワイ島に到達 |
1778年 |
キャプテン クックがカウアイ島ワイメア湾に上陸 |
1810年 |
カメハメハがハワイ諸島を統一しハワイ王国になる |
1898年 |
米国からの入植者との対立後に米国の属領となる |
1868年 |
日本からの初めての移民がホノルルに到着 |
1941年 |
日本がオアフ島のパール ハーバーを奇襲攻撃 |
1959年 |
アメリカ合衆国の50番目の州となる |
ハワイ州の特徴
ハワイ州の気候は、年間を通して温暖で日本と比べて気温が安定していますが、夏は雨が少なく、冬は比較的雨が多くなる雨季になります。夏場でも30度ほどで、真夏日と言われるような猛暑を経験することはあまりないでしょう。島や地域によって雨が多いエリアや乾燥している所もあります。また、ハワイ州の最大の快適さは東から常に吹くトレードウィンドと呼ばれる風です。どんなに日差しの強い日でも木陰に入れば涼しさをもたらし、快適な気候を保ってくれます。
ハワイ州の文化
フラ
フラ(Hula)はハワイ語で「踊り」を意味します。フラの起源は、ハワイ諸島に住んでいた古代ポリネシア人によって、神話や自然とのつながりを表現する手段として生まれました。文字のなかった時代から、手の動きによってストーリーを伝えてきたフラは大切に受け継がれてきた伝統です。ゆったりとした動きのフラは年齢を問わず楽しめるため、日本でも人気の高いダンスです。
ハワイアンミュージック
神々からのメッセージを指す「オリ(詠唱)」にリズムや抑揚を加えたものを、「メレ オリ」といい、「メレ」とは手の動きをつけて踊りながら詠唱する「チャント」のことです。「メレ オリ」は、ネイティブ ハワイアンの音楽ですが、西洋からの入植者の影響を受け、18世紀ごろに生まれたハワイの音楽もあります。ポルトガル移民によって持ち込まれたウクレレの音色は今ではハワイを代表する音のひとつとなりました。
レイ
レイは、花や葉っぱ、貝殻などを使ったハワイの伝統的な装飾品で首や頭にかけます。頭用のレイのことは「ハクレイ」と呼びます。感謝や祝福、愛情を表し、誕生日や卒業式、結婚式などの人生の節目のお祝いに贈ることが多く、ハワイ旅行中にホテルや空港で渡されることもあるでしょう。鳥の羽を使ったものやリボン、お金、キャンディ、お酒などのレイも販売されていて、ハワイでは花束を贈り合うよりもレイを贈り合う機会が多く、ハワイの文化に深く関わっています。
アロハスピリット
アロハスピリットとは、ハワイ語の「アロハ(ALOHA)」に込められた思いやりや調和、謙虚、寛容などの精神を指します。ハワイの人々の間で広く浸透している考え方で、ハワイの人々の心の在り方といえます。
ハワイ州の人気観光スポット
ハワイ旅行中、ここは欠かせない!という人気の観光スポットをご紹介します。美しい自然はもちろん、ハワイの美味しいものを食べたり、歴史を学んでさらに深くハワイを楽しみましょう!
ワイキキ ビーチ
青い海と空、椰子の木にダイヤモンドヘッド、そして高級ホテルとまさに絵に描いたような楽園を体感できるワイキキビーチ。世界的にも有名な観光スポットのひとつと言えるでしょう。ワイキキのホテルから徒歩圏内でアクセスしやすく、ハワイ滞在中一度は行っておきたいビーチです。ワイキキビーチとは、東西に約3キロにわたっている8つのビーチの総称で、ビーチには旅行客の姿が多く、海水浴やサーフィンを楽しむ人で賑わっています。ビーチに隣接したワイキキの街でショッピングやグルメを楽しむこともできます。
KCC ファーマーズ マーケット
KCCと呼ばれるカピオラニ コミュニティ カレッジの駐車場で毎週土曜日に開催される青空市場。毎週地元の人や旅行客で賑わっている大人気の観光スポットです。ハワイ産のコーヒーやハチミツのお店はお土産選びにもぴったり。コンドミニアムに滞在して自炊をする方は地元の新鮮な野菜を購入することもできます。ココナッツジュースやプレートランチなどハワイならではのグルメが揃っているので、食べ歩きが楽しめる場所です。その場で食べる場合にはウエットティッシュがあると便利。エコバッグも忘れずに!
ダイヤモンド ヘッド
ハワイを象徴するスポットのひとつであるダイヤモンドヘッドは約30万年前の噴火でできた火山性クレーターで、現在は噴火活動のない死火山です。ワイキキからも近いのでトロリーやザ バスを利用して手軽にアクセスできます。標高は232m、登山道は舗装されているのでハイキング初心者の方でも気軽に挑戦でき、山頂までは30〜40分で到着してハワイの絶景を楽しめます。現在は混雑緩和のため登山は事前予約制になっているため、ハワイ旅行の日程が決まったらダイヤモンドヘッドの登山予約もオンラインで済ませましょう。
ビショップ ミュージアム
ホノルル郊外にあるハワイ州最大の博物館で、ハワイと太平洋諸島ポリネシア全域の美術工芸品、文献、写真など、2500万点を超える貴重なコレクションが収蔵されています。事前に問い合わせをすれば約30分の日本語でのツアーにも参加できるため、より深くハワイの歴史や文化を学びたい人におすすめです。サイエンスアドベンチャーセンター内のホットスポットシアターでは、実際に1100度の炉から溶岩が注ぎ出る様子を見て火山とハワイ諸島の成り立ちについて学ぶことができます。夏休みにお子様連れでハワイ旅行をされる方は自由研究にもぴったりの施設です。
ラニカイ ビーチ
ハワイ語で「天国の海」を意味するラニカイビーチはオアフ島東海岸にあるビーチです。透明度が高く遠浅な海と沖合に見える二つの島が特徴です。過去には全米1位のビーチに輝いたこともあり、エメラルドグリーンの海と白い砂浜のコントラストは一生忘れられない光景になるでしょう。高級住宅街の間にある小道を抜けるとアクセスできますが、ライフガードもおらず、シャワー、トイレ、駐車場などの設備も一切ありません。マナーを守って訪れましょう。
ハワイ旅行についてよくある疑問
ハワイの基本情報、歴史や文化を知った上で、ハワイ旅行を計画する際によくある疑問についてご説明します。
ハワイ州にはいつ行くべき?
ハワイ州に訪れるべきベストシーズンは、目的によっても異なります。晴天の中、ビーチリゾートを楽しみたいなら夏(6月〜8月)ですが、夏休みは旅行客も増えて旅費も高くなります。
逆にともかく旅費を抑えたい場合は、夏休み後の9月や春休み後の4月などがおすすめです。しかし、年間を通して過ごしやすい気候であることには変わりないので、ご自身の目的に合わせて予算とシーズンを考慮してみてください。個人的には、冬に比べて空と海の青さが一段と色鮮やかになる夏がおすすめです。
ハワイ州の治安は良い?
ハワイ州の治安については、近年悪化したと言われていますが、実際には昔も今も日本よりも気をつけて過ごさなければいけないことは変わっていません。賑やかに見える場所でも、通りがひとつ隣にずれるだけでとても危ない地域ということもよくあります。どんな場所でも夜間1人で出歩かない、昼間でも人通りのない場所や危ない人には近づかない、手荷物を離さないなど基本的なことを意識して行動してください。
ハワイ州の物価は高い?
ハワイ州の物価はずばり、高いです!ハワイ州は島なので様々なものをアメリカ本土やその他の地域から輸送しています。よって、全てのものに輸送費がプラスされているため割高になります。全米でもトップクラスの物価高の州であり、円安の場合はそこから円に換算すると更に高く感じます。
例えばスターバックスのラテ(トールサイズ)は日本では495円ですが、ハワイ州では$5.25で、1ドル約150円で換算すると787.5円になります。
レストランでは日本にはないチップを支払うシステムもあるので色々と高くなります。しかし、食べきれなかった料理は持ち帰ることができて、どのお店にもテイクアウト専用のボックスが用意されています。一皿の量も日本に比べて多い場合もあるので、ホテルやコンドミニアムに持ち帰って翌日に食べたり、ボリューム満点のプレートランチをシェアして食べるとかなり節約できることも確かです。お水はホテルにウォーターボトルやウォーターサーバーが設置してあるところもあります。せっかくのハワイ旅行、思いっきり楽しむためには、日本円に換算しないと決めて過ごしてみるのもいいかもしれません!笑
魅力あふれるハワイ州に遊びに行こう
歴史、文化、自然、リゾート、ショッピング、グルメ、アクティビティの全てを満喫できるハワイ州。島によっても印象が違うため、オアフ島だけでなく色々な島へも遊びに行ってみましょう!