ハワイで見つけた虹の写真を総まとめ!虹に関する伝説・ことわざもチェックしよう
ハワイ州は虹の州、レインボー・ステイトと呼ばれることがあります。年間を通してさっと軽く雨が降った後に虹が出ることも珍しくなく、雨の多い10月から2月頃の雨季には、特に虹を見る機会が増えます。ハワイで見られた虹の光景と虹についての伝説やことわざもご紹介します!
【街中】ハワイで撮影された虹の写真
ハワイといえば椰子の木と虹
ワイキキのアラモアナ寄り、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾート付近からの虹。降ったかも気づかない程度の小雨の後にこんなに大きな虹が現れました。青空と椰子の木と虹という、とてもハワイらしい光景です。ハワイでは虹を見られる機会がとても多いので、自然と空を見ながら歩いてしまいます。
曇り空でもパッと明るくなるレインボー
ワイキキのお隣にあるカパフルの街。観光地ワイキキの近くとは思えないほど、どこか懐かしい雰囲気が漂う住宅街です。雨が止んだら曇り空に虹が現れました。曇り空でも虹の辺りからパッと空が明るくなって気分も晴れやかに。ちなみに、ハワイでは雨が降ってもあまり傘をさしている人がいません。夏場は特に雨が降ってもすぐに止むので少しくらい濡れても気にしない人が多いです!
ワイキキのコンドミニアムにかかる低い虹
虹といえば大きなアーチ型で空に現れることが多いですが、こんなに低く、アーチの浅い虹が見られることもあります。ワイキキの高層コンドミニアムよりも低い位置にあるので、高層階からは虹を見下ろすこともできますね。奥に見えるのは雨の多いマノアの山々。ワイキキにいる時は海側よりも山側を見ると虹を見られるチャンスが多いかもしれません。
【海】ハワイで撮影された虹の写真
早朝のワイキキビーチと虹
早朝のワイキキの海は人もいなくてこんなに穏やか。ワイキキの海とホテルにかかる見事な虹は、比較的低い位置に現れて間近で見られたのでたくさんの人が写真を撮っていました。ビーチや海の中から見る虹はハワイ旅行の思い出の一つになるはず。
ハワイでは見かけることの多い”虹の始まり”
ハワイでクルージングやサーフィンを楽しむ機会があれば、海の中から虹を見ることがあるかもしれません。ワイキキ沖の海から、ワイキキのホテルとダイヤモンドヘッド側を見ると、虹が出始めていました。虹を見ることの多いハワイではこのように今からアーチを描く”虹の始まり”地点を目にすることもあります。
ビーチとダイヤモンドヘッドとレインボー
撮影場所はアラモアナビーチ。ワイキキに比べて人が少なく、地元の人が多いビーチです。ワイキキ方面を見るとホテルとダイヤモンドヘッドというワイキキの様子を一望できます。目の前には青い海、そして空には大きな虹が出ていてポストカードのような光景。
【自然・山】ハワイで撮影された虹の写真
黒い溶岩大地と虹
ハワイ島の火山国立公園で撮影された大きな虹。ハワイ島ならではの溶岩の黒い大地に鮮やかな虹がかかっていて、ハワイの大自然を捉えた一枚です。離島を訪れてみると、大自然の中での虹を見ることができそうです。
切り立った岩肌にかかる幻想的な虹
カウアイ島にある全長25km・標高差約1000mもある断崖絶壁の海岸線ナ・パリ・コーストにかかる虹。ダイナミックに切り立った茶色の岩肌と明るい虹の組み合わせは、ハワイでしか見られない荘厳な自然を感じます。
上空から見る丸い虹
マウイ島西部の上空から撮られたという虹はそのまま円になりそうなまん丸な虹。山に森、そして丸い虹は絵本の挿絵のような美しい光景です。飛行機やセスナツアーなどで上空から虹を見られるチャンスがあるかもしれないのもハワイならでは。
ハワイではダブルレインボーや夜の虹が見られる?
ダブルレインボー/トリプルレインボー
アラモアナビーチで見られたダブルレインボー。ダブルレインボーの場合、このようにどちらかの虹が薄くなっていることが多いですが、それでも見られた時は思わず写真を撮ったり、いいことがありそうだと思ってしまいます。滅多に見ることはできませんが、三重になっているトリプルレインボーも現れることもあります。それにしても、ダブルレインボーと椰子の木の影の中でサップヨガをしている方達が本当に気持ちよさそう!
夜の虹
マウイ島のハレアカラ山の麓、標高500m〜1100mに位置しているクラの町で撮影された夜の虹。ムーンボウと呼ばれる月明かりで見える虹は白っぽくぼんやりと見えることがほとんどだそうですが、このようにはっきり見える場合もあるみたいです。ハワイの人でもなかなか見ることのない幻想的なムーンボウが見られる確率は決して高くありませんが、月明かりが強くなる満月前後が一番見えやすいということです。
意味も解説。ハワイ語で「虹」はなんと言う?
虹はハワイ語で「ānuenue(アーヌエヌエ)」と言います。神聖な雲という意味で「ao akua(アオ・アクア)」という呼び方もあり、それぞれ「ao(アオ)」は光や雲を意味し、「akua(アクア)」は、神秘的な力や神という意味です。
虹の見え方によっても、呼び方が数種類あります。低い虹は「uakoko(ウアココ)。太陽の周りに出る虹は「luahoano(ルアホアノ)」。ムーンボウ(夜の虹)は「ānuenue kau pō(アーヌエヌエ・カウ・ポー)」。他にも薄い虹、アーチになってない虹などそれぞれに呼び方があります。
日本では虹は7色と表現されますが、ハワイやアメリカ本土では虹の色は6色と言われていて、国によっては4色や5色と言われることもあるそうです。
ハワイに伝わる「虹」にまつわる伝説・ことわざ
ハワイに伝わる虹の伝説
ハワイ島のヒロにあるワイルク川にレインボー・フォールズという滝があり、そこにはヒナという女神が住んでいたと言われています。カパと呼ばれる布作りが上手だったヒナ。来る日も来る日も重労働であったカパ作りをしながら家事もこなしますが、人間であった夫のアイカナカは全然働きません。辛い生活に耐えられなかったヒナは、あるときムーンボウ(夜の虹)を見かけます。女神であるヒナは虹を登ることができたので、自分の故郷である月へ戻ろうとしますが、なかなか上手に登れません。登りやすい緩やかな傾斜の虹が出るのを待ち続け、ようやくその虹が出現した時にヒナは月へ戻ることができ、今でも月で幸せに暮らしているということです。月でもカパ作りを続けているので、月にたなびく雲を見ると「あれはヒナのカパ布だ」と言われるそうです。
ハワイに伝わる虹のことわざ
ハワイの虹にまつわることわざといえば「No Rain, No Rainbow」=「雨が降らねば、虹は出ない」ではないでしょうか。ハワイ語では「Ole Ua, Ole Anuenue」(オレ・ウア・オレ・アヌエヌエ)。困難な出来事のあとには、きっと良いことがやってくるという意味です。ハワイでは空にかかる虹以外にも、幸運の象徴である虹をモチーフにしたものや虹色のアイテムを至る所で見ることができますよ。
ハワイで虹を見つけたらシャッターチャンス!
ハワイ旅行中に雨が降って止んだら、ぜひ空を見上げてみてください。すぐに晴れて大きな虹が現れるかもしれません。海にかかる虹、山にかかる虹、街にかかる虹、どれもハワイの素敵な思い出になるはずです。