イルカだけじゃない!触れ合い型水族館「シーライフパーク・ハワイ」の楽しみ方
ハワイ最大規模の水族館「シーライフパーク・ハワイ」では、さまざま海の生き物たちが元気に泳ぐ水槽や彼らによるショーの他、生き物たちと触れ合ったり、環境保護について楽しく学べるプログラムなど、多彩なエンターテイメントが充実しています。この記事では、そんなシーライフパーク・ハワイの楽しみ方についてご紹介します。
シーライフパーク・ハワイの魅力
「シーライフパーク・ハワイ」はワイキキから車で約30分、オアフ島東岸の絶景スポット・マカプウ岬の近くにある水族館です。
可愛いイルカやアシカ、ペンギンやカメ、エイ、サメといった多様な海洋生物や色とりどりの魚たちに出合えるだけでなく、彼らと一緒になって遊べる豊富なプログラムがあります。
さらにハワイアンカルチャー体験とともに美味しいディナーが楽しめるルアウショーもあって大人も子どもも一日中楽しめます。
イルカと触れ合える体験アクティビティが人気!
「シーライフパーク・ハワイ」最大の目玉は、館内で飼育されているイルカと一緒に泳いだり、海の生き物たちにエサを与えられるなど、海の生き物たちと直接触れあいコミュニケーションしながら、その生態や行動について楽しく学べる体験型のプログラムです。
幾つかあるプログラムの具体的な内容をご紹介しましょう。
ドルフィン・エクスプロレーション
photo by @sealifepark / Instagram
腰ほどの深さのプールの中でイルカたちにさわったり、一緒に遊んだり、餌付けできます。少人数制で、じっくり時間をかけて彼らと仲良くなることが可能です。
またプログラム中はやや深めのエリアで近くを泳ぐイルカとのコミュニケーションも楽しめます。
料金は$272.24〜で所要時間は45分(水中30分)。
対象年齢は8歳以上で、12歳まではひとりにつき大人(18歳以上)1名の参加が必要(有料)です。
水着・タオル持参でご参加ください。
ドルフィン・エンカウンター
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こちらも腰ほどの深さのプールのプラットフォームでイルカにタッチしたり、共にプレイしたり、餌をあげられます。
目の前を泳ぐイルカが披露する芸を楽しんだり、イルカの生態や調教についてのレクチャー(英語)も受けられます。
料金は$188.47〜で、所要時間は45分(水中30分)です。
対象年齢は4歳以上、7歳まではひとりにつき大人(18歳以上)1名の参加が必要です(有料)。
水着とタオル持参でご参加ください。
ドルフィン・アロハ
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園内裏手にある「バックステージプール」でイルカにタッチしたり、餌をあげたり、様々な行動の観察ができます。水に入らず水着も不要なため、泳ぐのが苦手な方や妊婦の方、身体に障害をお持ちの方も楽しめます。
料金は$94.23〜で所要時間は20分。
対象年齢は1歳以上で、12歳まではひとりにつき大人(18歳以上)1名の参加が必要です(有料)。
イルカを傷つける恐れがあるネイルや付け爪の方にはグローブの貸し出しがあります。
ハワイアン・リーフ・エンカウンター
熱帯魚やアカエイ、赤ちゃんのサメが泳ぐプールでシュノーケリングが楽しめるプログラムです。
熱帯魚には餌やりもでき、これらの体験を通じて海の生き物たちの多様な生態や行動をしっかり観察できます。
料金は$94.23〜で、所要時間は30分(水中20分)。
対象年齢は4歳以上、7歳まではひとりにつき大人(18歳以上)1名の参加が必要です(有料)。
水着とタオル持参でご参加ください。
無料の展示施設で餌やり体験も!
シーライフパークの園内には無料で餌やり体験ができる展示施設も用意されています。
水着でプールに入る必要はなく事前予約は不要、年齢制限もないため、家族などの同行者全員で生き物たちとの触れ合いを気軽に楽しめます。
写真撮影もでき、思い出づくりにぴったり。マナーを守って生き物たちとの充実のひと時を過ごしてください。
タッチプール・エクスプロレーション
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「タッチプール」と呼ばれる施設で行われるプログラムです。トレーナーによるガイドのもと、アオウミガメの子どもやシラヒゲウニ、アカシマシラヒゲエビ、ナガウニなどの海洋生物に触ったり、魚に餌を与えたりできます。
生き物たちの姿がガラス越しでなく直に見られ、リアルに感じられるのが魅力です。
場合により、かわいらしいペンギンの赤ちゃんに触れられることもあるようです。10:30〜12:00、13:30~16:00の一日2回開催です。
ハレ・マヌ・バードケージ
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カラフルなインコが200羽ほど集められたバードケージ(鳥かご)スペースで行われる、小さな子どもにも大人気のプログラムです。
ケージ内に吊られているココナッツの実をくり抜いて作られた巣箱はハワイらしさ満点!無料で配られる棒付きの餌を与えようとすると、フレンドリーなインコたちが瞬く間に頭や肩に止まりますので、写真撮影もお忘れなく。
10:00〜12:00、13:00~16:00の1日2回開催で人数制限があります。
大迫力のショーやイベントも充実!
イルカやアシカによるエンターテイメント性たっぷりのショーや、海洋生物についての長年の研究の成果と自然環境保護の大切さをわかりやすく学べるレクチャーイベント、珍しいサメへの餌やり体験なども行われており、さまざま角度から海の生き物たちのリアルな生態に触れられることもシーライフパークの魅力です。
アシカショー・ドルフィンラグーンショー
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毎日10:30〜と13:00〜に行われている「アシカショー」ではアシカたちによる水中や陸上でのアクロバットな演技が鑑賞でき、トレーナーと一緒にアシカたちにエサやりのサインを出す体験も可能です。
もうひとつのショー、12:30〜と15:30~の「ドルフィンラグーンショー」では日よけが設置された屋外シアターで、イルカたちの素晴らしい演技を素晴らしい音楽とともにストーリー仕立てで楽しめます。どちらも無料で鑑賞可能です。
ウミガメ・ペンギンなどのレクチャー
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海の生き物たちに関するリサーチと保護活動に積極的に取り組んでいるシーライフパーク・ハワイ。アオウミガメの繁殖活動では毎年数百匹の子ガメを海に放流しています。
また主に南米で生息している絶滅危惧種・フンボルトペンギンの保護と飼育も水族館の大切なミッションのひとつです。 毎日10:15〜の「ウミガメのレクチャー」、11:15〜と14:15〜の「ペンギン生育区でのレクチャー」は、その成果を知れる貴重な機会です。
サメの餌付け体験 (観察)
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シーライフパークでは2種類のサメの餌付けの観察が可能です。毎日12:00〜は水族館スタッフによる赤ちゃんサメの餌やりを見られます。
またハワイ固有種のサメをはじめ、サンドバーシャークやネムリブカ、ツマグロザメといったハワイ近海で生息している複数種のサメを大型水槽で飼育・展示している「シャークケーブ」でも13:15~、インド洋や太平洋の広い地域で見られるヨゴレザメへの餌やりの様子を見ることができます。
子ども向け「リーフレンジャー・スカベンジャーハント」
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豊かな美しい海に囲まれたハワイでは環境保護活動が盛んで、海の生き物たちの命を脅かすプラスチック・発砲スチロール製品の飲食店・ショップでの使用やサンゴへの有害物質を含む日焼け止めの流通・使用は禁止されています。
毎日10:45〜と13:30〜の2回行われている「リ―フレンジャー・スカベンジャーハント」では水族館敷地内での宝探しを通して子ども達が海の生き物たちの保護の大切さを楽しく学べる、ハワイらしいプログラムです。
お腹が空いたらレストランへ
朝から夜まで過ごせるシーライフパーク・ハワイ。園内散策やイベントプログラムの合間に美味しい食事を手軽に楽しむなら、施設内にあるレストランの利用が便利です。
ハワイ感たっぷりのメニューやスイーツ、各種ドリンクが人気の人気のフードコートとハワイアンスタイルのゴージャスなディナーが楽しめるショーについてご紹介します。
ランチはフードコート「ビーチボーイ・ラナイ」で!
「ビーチボーイ・ラナイ(営業時間10:00〜16:00)」内には複数の飲食店があり、オープンエアの快適な環境で食事がいただけます。
「カウカウキッチン」ではローカルフードのカルアポーク、ガーリックシュリンプ、ロコモコなどを提供しています。
またアシカのプールが眺められる「ロングボード・ラウンジ」の冷たいカクテルやビール、ハリウッド発「ピンクス」のホットドッグや「ティキ・トリート」のデザートも好評です。
夜は豪華に「ルアウ・ディナーショー」
土曜日以外の17:00~20:15に開催されている「ルアウ・ディナーショー」。
イベントはレイ作りやウクレレレッスンなどのハワイアンカルチャー体験からスタートします。
続いて迫力たっぷりのポリネシアンショーを鑑賞しながらカルーアポーク、照り焼きチキン、ロミロミサーモンなどのハワイアンスタイル・ビュッフェメニューを、カクテルや地元ブリュワリーのビール各種、ワインやソフトドリンクとともにいただけます。
プランは3種類あって料金は大人ひとり$150.79〜(送迎付き)。
料金が高いほど、ショーのステージの近くに座れ、より充実したサービスが受けられます。 なお、席数に限りがあるため、公式サイトでのWEB予約をおすすめします。
お土産も忘れずに!
敷地内の4軒のショップではさまざまなお土産を購入可能です。
「アドベンチャーセンター(営業時間9:00〜15:30)」ではお土産グッズの他、タオルや水着を販売、記念写真の撮影もできます。
「シーサイド・ブティック(営業時間10:00〜15:45)」の、マリーンモチーフのジュエリーや石鹸、アパレルは眺めているだけでも楽しいでしょう。
「ギフトショップ(営業時間10:00〜15:00 )」は、パークオリジナルのTシャツやマグカップや、さまざまな海の生き物たちのぬいぐるみなどキュートなアイテムが充実しています。
「ハレ・マヌ・ギフトショップ(10:00〜15:00 ※2023年7月現在、一時休業中)」には鳥をテーマにしたグッズが揃っています。
シーライフパーク・ハワイへのアクセス
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バス
ワイキキから公共バス「ザ・バス」の23番に乗ると1時間強でシーライフパークハワイに到着します。料金は大人片道$3、子ども(6〜17歳)片道$1.50、65歳以上のシニアは片道$1.25です。
他の交通手段と比べて料金は格安ですが、1時間に1~2本程度の運行となるため、「ザ・バス」公式ページ(http://www.thebus.org/Route/Routes.asp)などで事前に時刻表を確認しておきましょう。
タクシー・Uber
ハワイでは流しのタクシーが見つかりにくいため、タクシー会社に予約をするか、ホテルで呼んでもらいましょう。
予約時の料金はパークまでの片道が$86程度(一例)ですが、ホテルで呼ぶ場合は別途15%前後のチップが必要です。
また現地でよりポピュラーな自動車送迎サービス「Uber」なら片道$32とタクシーの半額以下ですが、利用には専用アプリのダウンロードが必要です。
どちらも所要時間は道路の混雑状況で変わり、30〜50分程度と幅があります。
レンタカー
所要時間はタクシー・Uberと同じ約30〜50分です。またレンタカー料金は1日あたり$150〜200が相場です(変動の可能性あり)。
ワイキキからはまず、ハイウェイのH-1 East (Lunalilo Freeway) へ。やがて道路は国道72号線と名前が変わりますが、そのまま東に進みます。
住宅街を抜け、ハナウマ湾、サンディービーチを通過してマカプウポイントへ。少し進み、左側に入口の看板が見えたら到着です。
送迎サービス
午前中10:30〜11:30のプログラムに参加する場合はワイキキエリアにある6か所のホテルからの送迎サービスがあります。
行きの出発時間は8:45~9:15(送迎車が各ホテルを順に回ります)、帰りは14:00に出発し約1時間後の15:00頃、各ホテルに到着します。
料金は大人ひとり$26.18(税込)で3歳以下は無料。公式サイトでプログラムへの参加予約をする際に合わせて申し込みます。
シーライフパーク・ハワイの営業について
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入園料
料金はひとり$47.11(税込、3歳以下無料。16歳未満は保護者が一緒でないと入園不可。この料金に送迎費用は含まれません)
入園チケットは公式サイトで事前購入(銀行振込またはクレジットカード決済)するか、当日現地でも購入ができます(クレジットカード、GooglePay、ApplePayのみ)。
営業日時
水族館の営業時間は10:00〜16:00(最終入場15:30)で年中無休です。またルアウ・ディナーショーの開催時間は土曜日を除く17:00(16:30開場)〜20:30です。
利用できるサービス
駐車場は1日1台$15(現地払い)で利用できます。
スーツケース等は入れられませんが、4時間$6で利用できるロッカーもあります。
無料の更衣室や冷水シャワーはありますが、更衣室は混雑する場合があるため、水着はあらかじめ着用しておいた方が安心です。
また車イスのレンタルサービス(1日1台$5、予約不可、現地払い)もあります。
シーライフパーク・ハワイに訪れる前に
支払い方法はキャッシュレスのみ
施設内での支払いはキャッシュレスとなっており、クレジットカード、GooglePay ApplePayが利用できます。なおクレジットカード決済にはパスポートのコピーあるいは携帯のカメラで撮影した画像が必要です。
キャッシュレス決済が難しい場合は、園内の発行機で発行したプリペイドカードが使えます。
16歳未満は大人の同伴が必要
15歳以下の子どもは18歳以上の大人と一緒でないと入園できません。保護者が不在だったことによる事故や事件などが発生してもパークは一切の責任を負いません。
また16歳以上の未成年にも保護者の同伴が推奨されています。なお、プログラムによって保護者の付き添いが必要な場合がありますので注意しましょう。
体験プログラムに参加する場合の注意点
装飾付きネイルや付け爪、尖った爪(手足とも)などでイルカを傷つける恐れがある場合、イルカに触れるプログラムには参加不可となる場合があります。
また指輪やピアス、メガネ(一部プログラムではストラップ付きなら可。コンタクトレンズや顔に密着するゴーグルは可)やサングラス、ヘアアクセサリーをつけてプールや水槽には入れません。
シーライフパーク・ハワイを楽しもう!
年齢や性別を問わず、誰もが一日中遊び尽くせるシーライフパーク・ハワイ。ハワイの水族館ならではのエンターテイメントの数々は、少し遠出してでも体験する価値があるものばかりです。ハワイ旅行の際はぜひ訪問を検討してみてくださいね。