【シーン別】ハワイのチップ相場と払い方|払わないとどうなるかも紹介

【シーン別】ハワイのチップ相場と払い方|払わないとどうなるかも紹介

公開日:2023.12.22
更新日:2024.10.18

日本人には馴染みが浅いチップ文化。 ハワイ旅行中「いくら払えばいいのか」「このシチュエーションでチップは必要?」など悩んでしまうシーンに遭遇することも。 こちらの記事ではチップにまつわるあれこれを詳しく紹介します。

ハワイのチップ早見表

旅行中に遭遇するであろうチップが必要となるシチュエーションと、一般的な相場について紹介します。

チップ相場 早見表

荷物運びや積み下ろしなど

荷物1つにつき$1

タクシー

料金の15%〜

バレーパーキング

$3前後

ベッドメイキング

ベッド1台につき$1前後

ルームサービス

料金の10〜15%

カジュアルなカフェ

食事代金の15~20% 

テイクアウト

気持ち次第

ハイクラスなレストラン

20%前後

ビュッフェレストラン

食事代金の15~20% 

ヘアサロン・ネイルサロン

料金の15~20%

マッサージ

料金の15~20%

オプショナルツアーなど

料金の15~20%

結婚式のスタッフ(カメラマン・ヘアメイク・運転手など)

1人あたり$20~$30前後

 

【シーン別】チップの相場と払い方

旅行中に必ず遭遇するであろう、チップを払うシチュエーションと、支払い方法について紹介します。

レストラン

レストランのテラス席 

チップの相場:食事代金の15~20%(ハイクラスなレストランの場合は20%前後) 

テーブルで飲食をするスタイルのレストランの場合は、お会計の際にクレジットカードの場合はレシートにチップの金額を記入し、現金の場合はレシートの入ったホルダーに食事代とチップ分を入れウエイターに渡します。

カフェ

スターバックスの外観

チップの相場:食事代金の15~20%

スタバなどでコーヒーを買ったとき:$1程度 

テーブルで飲食をするスタイルのカフェの場合、支払い方はレストランと同様です。

スターバックスなどのコーヒーチェーンの場合、チップは任意です。レジ横にチップを入れが置いてあるので、チップを支払いたいときはその中にチップを入れます。

ホテル

ホテルのベッド

チップの相場

ベッドメイキング:ベッド1台につき $1前後

ポーター(荷物運びや積み下ろしなど):荷物1つにつき $1前後

バレーパーキング:$3前後

ルームサービス:料金の10〜15%

 

チェックイン・チェックアウトの際にフロントを利用する際のチップは基本的に不要です。 

ベッドメイキングのチップの渡し方は、部屋から出る前にベッドの上またはサイドボードに置いておきます。

サービスを受けた際には手渡しで渡します。お札を事前に多めに両替しておくのがベターです。

ルームサービスを頼んだ際のチップは、飲食代にすでに含まれている場合も多いためメニュー、もしくはレシートに記載されているか?確認しましょう。

アクティビティ・ツアー

海辺にいる女性

チップの相場:料金の15~20% 

日本語予約サイトの場合ツアー料金に含まれている場合が多く、その場合はチップの支払いは不要です。現地で予約したアクティビティや、チップは含まれていませんと記載のあるものについては料金の15%〜20%を支払います。

タクシー

走っている車の窓

チップの相場:料金の15%〜 

降車時に料金とあわせて支払います。クレジットカードでも現金でも大丈夫な場合がほとんどですが、念のため現金を持参しておくのがベターです。

uber

ウーバーイーツ

チップの相場:料金の15%〜

Uberの場合、チップはアプリ上で支払います。降車後にUberのアプリ上でお知らせがくるので、そこから支払いましょう。

チップの計算方法

日本ではチップを計算する習慣がないため、さっと暗算で計算する際には戸惑うこともありますよね。簡単な計算方法は以下です。

チップの額だけを計算

利用金額×払いたいチップの割合の実数=チップの料金

 

例:$85 × 0.15=$12.75

$12.75がチップの金額となります。 

現金でチップを払う場合は、キリのよい$13で支払いましょう。

チップを含めた額を計算

利用金額×(1+払いたいチップの割合の実数)+税金※=合計金額

※オアフ島の税率は4.712%。

レシートに記載されている税金分の料金を確認し、足すことを忘れずに。

 

例:$85の税金は$4.01(85×0.04712=4.0052/下3桁を四捨五入)

$85×(1+0.15)+$4.01=$101.76

最終支払金額は$101.76となります。

 

2通りの計算方法は上記となりますが、現在はスマートフォンの便利アプリで支払い額を入力するだけでチップ計算をしてくれる計算機などもあるので、そういったものを使うと便利です。
 

チップがいらない場所

ホテルの一室

コンドミニアムやAirbnb

基本的にチップは不要。

ファストフードやフードコート

テイクアウト利用の際は基本的にセルフサービスなので不要と考える解釈もあります。 

しかし、例えばオーダーが多く包むのに手間をかけた、サービスが良かったなど、気持ちとしてチップを渡したいかどうかで判断する方も多いようです。

近年では、コロナウイルスの影響で飲食店は経営が困難だった時期を経たため、応援の気持ちで多めにチップを渡す方も増えたといわれています。

チップについて知っておきたいこと

チップを支払うときにも実はマナーがあります。旅行前に知っておきたいチップにまつわるマナーについておさらいしましょう。

現金の場合はお札で支払う

折り目のついたお札 

チップは基本的に紙幣で渡したほうがスマートです。旅行中コインが溜まりがちですが、チップをコインで渡すのは相手にも失礼とされるため注意しましょう。

クレジットカードでも支払いOK

男性が買い物をしている様子

クレジットカード決済が可能な店舗であれば、クレジットカードでチップの支払いをすることができます。レストランなどでは会計時にチップを含めた合計金額を支払えばOKです。 伝票にチップ額と総額を記入しましょう。

また最近の傾向として増えているのが、キャッシュレス決済端末を導入している店舗です。

タクシーやテイクアウト店、カフェなどでよく見かけますが、お会計をする際に決済端末の画面上で、チップを何パーセントにするかタッチして選ぶという仕組みです。 

これも伝票での決済と同様に、クレジットカードでの決済と合わせてチップを支払うことになります。

チップを払わないとどうなる?

ハワイにはチップ文化が根づいており、払わないとトラブルに発展するケースもあります。 

チップを払わない=サービスに対し、非常に不満がある。という風に捉えられます。

場合によっては「何か気に触ることがあったか?」と聞かれることもあるでしょう。

仮に、非常に不満を感じるサービスであった。という場合でも、チップを支払わないというかたちで意思表示をするのではなく、その場で店側へクレームするのが一般的です。

チップを全く置かないと「置き忘れ」と勘違いされ、呼び止められることもあります。

感謝の気持ちはチップで伝えよう

そもそもチップとは、商品そのものの料金とは別に、受けたサービスへの対価として支払うものです。アメリカではチップは給料の一部とみなされているため元々のお給料は低めに設定されています。 良いサービスだと感じたり、また訪れたいと感じたお店では、チップを多めに渡すと感謝の気持ちを表すことができます。

日本では馴染みが浅いですが、慣れてくるとありがとうの気持ちを示すことができるチップ文化も良いものだなと感じます。

みなさんが気持ちの良いハワイ滞在を過ごせますように!