
【シーン別】ビーチは?街中は?ハワイ旅行の服装完全ガイド!NGファッションも
ハワイ旅行を計画中の皆さん、特に初めてハワイを訪れるという皆さんは、現地でどのような服装をすればよいのか少し迷うかもしれません。そこでこの記事では、旅行をする時期や現地でのさまざまなシーン別に、おすすめファッションや服装のマナー、お役立ちアイテム、現地調達に便利なショッピングスポットなどについて解説します。
ハワイ旅行における服装のポイント
ハワイの気候と季節に合わせる
ハワイの気候は一年を通して日本の夏とよく似ていますが、実は、5〜10月の乾季(夏)と11〜4月の雨季(冬)の2つの季節に分かれます。夏と冬の気温に大差はありませんが、冬は朝夕ににわか雨が降ったり、朝や夜にやや冷え込むことがあります。そのため、訪れる時期の気候と季節に合わせて服装に若干の調整が必要です。
快適さと動きやすさを重視
ショッピングモールでの買い物やアクティビティなど、歩いたり体を動かしたりすることがハワイでは多いため、できるだけ動きやすい形や素材選びもポイントです。旅行中にどのような場所で過ごし、どのようなことをするのかを考えつつ、余計なアイテムはできるだけ減らして自分にあったファッションチョイスをすると良いでしょう。
ハワイの文化に合わせた服選び
日本とハワイでは、ファッションに対する考え方が少し違っています。ハワイは自分らしさを大事にする人が多いので、どんなに派手な洋服を着ていても、白い目で見られるようなことはあまりありません。日本では、肌をあまり露出しないために工夫している人も多いですが、現地では「なぜそんなに隠しているんだろう?』と、奇異に見られてしまうこともあります。ストッキングをはいている女性もとても少ないでしょう。
ハワイにいる間は、ハワイならではのファッションのマナーやスタイルを適宜取り入れると、ハワイに自然と馴染めて楽しい思い出になるかもしれません。また、日本では当たり前の感覚のお揃いのお洋服は個人主義のハワイでは逆に目立ってしまうかもしれません。
ハワイの気候・気温
これはハワイ・ホノルルの月別平均気温と降水量(1991〜2020年までの平年値)です。
まず気温ですが、ハワイは1年を通して20℃以上が続きます。日本で平均気温が20℃を超えるのは、主に夏である6〜9月ですから、ハワイはまさに「常夏の島」だといえます。
また東京の年間降水量は約1598㎜ですが、ハワイは約366㎜と約4分の1。特に6月〜9月は雨が少なく気温が高いために、湿度は低く、風もあって、とても過ごしやすく時期です。
一方で10月〜翌3月(夏の終わり〜冬)のハワイは雨がやや増えますが、朝夕ににわか雨が降る程度。日中の大半は晴れて、十分旅行を楽しめます。ただし朝晩は気温が19℃位まで下がることがありますので長袖が1枚あると重宝します。
ホノルル以外の気候・気温
オアフ島は、基本的に過ごしやすい常夏の気候というイメージですが、実は、地域によって気温や気候も若干違うところがありますので、準備するお洋服も変わってきます。ホノルルの方は晴れているのに、別の地域に行くと雨だったり寒かったりということもあるので、訪れる前に携帯のアプリなどでチェックしておきましょう。
オアフ島
ホノルルエリア以外の人気観光スポットの気候をご紹介します。
【東部:カイルア周辺(ウィンドワードエリア)】
ウィンドワードエリアというと、美しいビーチやオシャレな街並みで人気の住宅街の「カイルア」や緑の多い「カネオヘ」を指します。オアフ島東部の平均気温は27度でホノルルよりも平均降水量が大分め、体温調節できる服装やにわか雨対策をしておくと良いでしょう。またカイルアは晴れ間が多いですが、カネオヘは雨が多いので、気をつけましょう。
【北部:ハレイワ周辺(ノースショアエリア)】
サーファーの聖地とも呼ばれるノースショアの「ハレイワ」の気候は、ホノルルとほぼ同じ傾向でお天気が比較的良いのですが、雲の動きによってホノルルは晴れていてもノースショアは大雨と、お天気が全く違うこともあります。また、ノースショアはサーファーや観光客が多いので、あまり正装をして歩いている人はいないので、きちんとした服装をしていくと逆に目立ってしまうかもしれません。
ハワイ島
ハワイ島はハワイの島々の中でも一番大きな島です。年間を通してほとんど雨が降らないようなコナ地区と、降水量が全米で4位というヒロという正反対の気候の地区がありますし、いつも霧だらけのワイメアのような地区もあったり、マウナケアに行けば山頂では雪が降っていることもあり、気候や気温は訪れる場所によってかなり違いますので、行く場所の気候をしっかり事前に調べて、洋服を準備することがマストです。
マウイ島
マウイ島も地域によって気候がかなり違います。東側は雨が多く、西側は晴れが多く、特徴的なのは風が強くて、風が強いことからウィンドサーフィンも盛んですので、風が吹いても大丈夫な服装を心がけると良いでしょう。また、ハレアカラに登る場合は、山頂がとても寒く風が吹くたびに凍えるような寒さにもなるので、十分暖かい服装で訪れるようにしましょう。
カウアイ島
カウアイ島はとにかく雨が多く、降水量はなんと世界一です。1日中ずっと降っていることはそんなにないのですが、それでも雨対策は必要です。とはいえ最低気温は冬でも20度前後ありますし、8月も29度程度ありますので、寒いわけではありません。でも雨が降った後にひんやり冷えることもあるので、羽織るものは常に持っていると良いでしょう。
ラナイ島
降水量が他の島よりも一番少なくて、晴天な日が多いラナイ島。貿易風が常に吹いているので、なかなか雲ができにくいからと言われています。平均21度〜29度くらいの気温で、ハワイらしい気候です。昼と夜の寒暖差が多少ありますが、それでもとても快適に感じるでしょう。ラナイ島では、リラックスして過ごせる島ならではのファッションでゆっくり過ごすと良いでしょう。
モロカイ島
モロカイ島はオアフ島と似ていて、とても過ごしやすい気候です。最低・最高気温も21度〜26度程度で、いつ行っても常夏のベストシーズンです。ハワイは冬になると雨が増えますが、モロカイは意外と冬の雨量は少ないですが、他の島と同じでいつでも強いエアコンで急に体が冷えることもあるので、羽織るものは常に持っていると良いでしょう。
基本の服装
男性
乾季(5月〜10月)
風通しがよくリラックスできるカジュアルウェアを選びましょう。「トップス」には半袖のTシャツ・ポロシャツ・開襟シャツなどを。
「ボトムス」はハーフパンツやショートパンツ、薄手の長ズボンなどがよいでしょう。靴はサンダルやスニーカーが一般的ですが、高級レストランなどに行く予定がある場合は革靴を1足用意してください。
冷房対策には薄手のパーカーや長袖シャツなどを、サングラスや帽子は日除け・日差し対策に便利です。
雨季(11月〜4月)
基本的には乾季と同じものを着れば大丈夫ですが、朝晩は涼しいため、サマージャケットやトレーナー、パーカーなど長袖の上着を1枚持っていくとよいでしょう。また、にわか雨用にはフード付きの防水ウィンドブレーカーが役立ちます。
女性
乾季(5月〜10月)
男性の服装同様、ゆったりと着心地のよいスタイルを選んでください。「トップス」は半袖のTシャツ、ポロシャツのほか、ノースリーブなどを。「ボトムス」にはハーフパンツやショートパンツ、薄手のスカートなどを選びましょう。ワンピースやオールインワンなどは旅の荷物をコンパクトにするのに役立ちます。それ以外に、冷房の冷え対策や日除けにはパーカーやカーディガンを。サングラスや帽子は日焼け・日差し対策にマストです。
雨季(11月〜4月)
男性同様、基本的な服装は乾季と変わりませんが、朝晩の涼しさに備えてジャケットや薄手のサマーニット、パーカーなどの長袖アイテムを持参しましょう。
また防水ウィンドブレーカーやコンパクトに折りたためるレインウェアがあれば、にわか雨対策には十分です。
シーン別おすすめの服装
ビーチ
ビーチ散策には熱くて足を取られやすい砂の上で歩きやすい軽装を、海水浴には通気性が高くて脱ぎ着しやすく、乾きやすいアイテムを水着に重ねて出かけましょう。
男性なら「トップス」はTシャツ、「ボトムス」はショート・ハーフパンツを。
女性も「トップス」はTシャツやノースリーブ、「ボトムス」はショートパンツ、日焼け対策のパーカーやラッシュガードも忘れずに。
靴は男女ともスニーカーまたはビーチサンダルでOKです。
街中
男女ともに日本での夏服と同じものを着ればよいでしょう。ただし、ロングパンツは暑くて汗をかきやすいため、特に晴れた日は避けてください。
またバスやレストラン・ショッピング施設などは冷房が強めで寒いくらいですので、薄手の羽織りものの持参をおすすめします。
なお、水着姿や濡れた髪のままでバスに乗ったり、街中のレストランやカフェ、ショップなどに入ったり、ホテル内を歩いたりするのはマナー違反です。
アウトドアアクティビティ
オプショナルツアーの場合、ツアー催行会社のHPに最適な服装例が紹介されていないかをチェックしてください。
ハイキングなどをするなら、靴は履きなれたスニーカーを。また山間部は夏でも雨がよく降るため、濡れたり汚れたりしてもよい服装で出かけましょう。
「ボトムス」はハーフパンツでも大丈夫ですが、その下に足全体を保護してくれるレギンスなどを履いた方が無難です。日差し・雨対策の帽子や、ウィンドブレーカーなどもお忘れなく。
お祭りやイベント
photo by @_kicoc.oki / Instagram
誰でも気軽に参加できるカジュアルなお祭りやファーマーズマーケット(朝市)等のイベントなら、上の「街中」と同じ服装で問題ありません。
ただし、イベント内容によってはそれにふさわしい服装が必要です。
たとえばハイクラスなホテルで開催されるディナー付きイベントに参加するならフォーマルな雰囲気の服装、女性であればドレスアップした装いがふさわしいでしょう。
またクーラーが効いた室内で行われるイベントは冷房対策が必須です。
ドレスコードがあるレストラン(正装)
「ドレスコード」という服装の決まりがあるレストランでの服装は要注意です。
たとえばドレスコードが「リゾート・カジュアル」なら、男性は襟付きシャツ(正装「アロハシャツ」もOK)、長ズボン、つま先が隠れる靴を。
女性はワンピースや正装の「ムームー」またはカットソーにパンツ・スカートを組み合わせ、かかと付きの靴を。また一部の高級店では「アロハシャツ」や「ムームー」がNGの場合がありますので予約時に確かめてください。
飛行機内
ハワイ-日本間は機内で長時間過ごすことになりますので、男女ともにリラックスできる服装がおすすめです。
ポイントは下半身を締め付けて血流を阻害するようなアイテムは避けること。
男性ならTシャツにチノパン、伸縮性が高いジャージ素材のパンツなどを。女性はTシャツやカットソー、やわらかな素材のワイドパンツのほか、ワンピースやウェストにゴムが入ったスカートなどを。
また冷房対策に長袖の羽織りものを1枚準備しておきましょう。
宿泊施設でのナイトウェア
ハワイのホテルには通常、ナイトウェアの用意はありません。
普段から着慣れているパジャマのほか、男女ともにTシャツにスウェットパンツ、ハーフパンツ、ステテコタイプのパンツなどを用意し、女性なら、コットン素材でふんわりとしたシルエットのマキシワンピは部屋着兼寝巻に使えるので便利です。
また全館空調の冷房で寒いところもありますので、冷えが気になる方は長袖・長ズボン、パーカーなどの羽織りものがあるとよいでしょう。
避けた方が良い服装
高級ブランドの服、アイテム
一目で高価なものだとわかるハイブランドの服やバッグ、ジュエリーや時計は着用を避けてください。
そういったアイテムを身に付けることは自分が「裕福な観光客」だと周囲にわざわざ知らせているようなもの。
ひったくりやスリなどの犯罪に遭うリスクを高めてしまいます。また同じ理由で高級ブランドの買い物袋も持ち歩かない方が無難です。
露出が多すぎる服
特に女性の場合、夜間にキャミソールやチューブトップなど肌を大胆にさらすような服を着ると不要なトラブルを招くことに繋がりますので注意が必要です。
また派手過ぎるメイクも同様の理由でおすすめできません。また男女ともに過度な露出の服装(男性はタンクトップなど)はレストランなどで入店を断られる場合がありますのでご注意ください。
実際にどのくらいの服を持っていく?
男性の場合
2泊4日:Tシャツ◯枚・ハーフパンツ◯枚・・・+サンダル1足+スニーカー1足
3泊5日:
4泊6日:
滞在日数+◯日分を目安にすると良いでしょう。基本的にはカジュアルな夏服を用意し、ドレスコードがあるレストラン等にいくための服を必要に応じて準備してください。ビーチサンダルが禁じられているところもあるので、オシャレなレストランに行く予定がある人は念の為に靴を持っていくと良いでしょう。サンダルやアロハシャツはハワイの方が種類が多く、生地もハワイの気候にあったものが手に入るので、ハワイで購入するのもおすすめです。
女性の場合
2泊4日:Tシャツ◯枚・ワンピース◯枚・・・+サンダル1足+スニーカー1足
3泊5日:
4泊6日:
滞在日数+◯日分を目安にすると良いでしょう。基本的にはカジュアルな夏服を用意し、ドレスコードがあるレストラン等にいくための服を必要に応じて準備してください。また寒くなることもあるので、体を冷やさないためにも羽織るものは用意しましょう。冬の時期には、気温はそんなに低くなくてもセーターを着たくなるほど寒く感じる時もありますので、1着は準備しておくと良いかもしれません。サンダルやアイランドドレス、ムームーなどはハワイで購入するのもおすすめです。
追加であると便利なアイテム
帽子
ハワイは日本よりも日差し(紫外線)が強いため、日焼けや日射対策に、つば付きのキャットやハットが必須のアイテムです。それ以外にも帽子は、雨具代わりになったり、アウトドアでの怪我防止などにも役立ちます。
なお日本では一般的な日傘は、ハワイではほとんど使われておらず、日傘姿はややもの珍しく見えてしまうため、おすすめできません。
日焼け止め
ハワイの紫外線は日本の約2〜3倍あります。ハワイ旅行の際にはビーチなど屋外で過ごすことが多くなるため日焼け止めを塗った方がよいでしょう。
なおハワイでは環境保護の観点からサンゴや海の生き物に有害な成分を含む日焼け止めの流通販売が禁止されていますので、日本から持っていく場合は要注意です。「Reef Safe(リーフセーフ)」の表記がある商品を選びましょう。
サングラス
サングラスは紫外線(日焼け)対策や太陽光による眩しさの軽減に役立ちます。
視界をはっきりさせることで運転中の事故防止にもなるめ、レンタカーなど車を運転する予定がある方、特に屋外で太陽光に直接晒されるバイクや自転車などに乗る予定がある方は、UVカット加工されたサングラスを必ず着用してください。
現地で買うなら!おすすめショッピングスポット
アラモアナセンター
photo by @alamoanacenterjp / Instagram
ワイキキからトロリーなどで20〜30分の距離にあるハワイ最大のショッピングセンターです。
約350の店舗が集結し、「ブルーミングデールズ」を始めとする4つのデパート、「ルイ・ヴィトン」や「グッチ」などのハイブランド、カジュアル・ローカルブランド、ファストファッション・アウトレットストアなどで多彩なファッションアイテムが手に入ります。店の数がかなり多いため、事前にピックアップした店舗を効率よく回るのがおすすめです。
施設名 |
Ala Moana Center |
住所 |
1450 Ala Moana Blvd, Honolulu, HI 96814 |
電話 |
808-955-9517 |
営業時間 |
10:00〜20:00 |
定休日 |
無休 |
アクセス |
アラモアナ通り沿い |
ロイヤル・ハワイアン・センター
photo by @royalhwnctr / Instagram
3つの建物からなっている、ワイキキ中心部の大型ショッピングセンターです。全140以上のショップ・レストランのうち、ファッション関連のショップは90以上。
「トリーバーチ」「ジミーチュウ」「ケイト・スペード」などのハイファッションから、メイドインハワイのフットウェアを扱う「アイランドスリッパ」、ハイクオリティな水着の「アルーア・スイムウェア」などバラエティ豊かな地元ブティックも多数揃っています。
施設名 |
Royal Hawaiian Center |
住所 |
2201 Kalakaua Avenue, Honolulu, HI 96815 |
電話 |
808-922-2299 |
営業時間 |
11:00〜21:00 |
定休日 |
無休 |
アクセス |
カラカウア通り沿い |
アヴァンティ(アヴァンティ・ハワイアン・シャツ)
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1930〜50年代のデザインを復刻した温かみのあるレトロ柄が特長のアロハシャツは常時50種ほどをラインナップし、生地はシルクかコットンの2種類から選べます。
また女性向けには同じヴィンテージ・レトロ柄のシャツのほか、ドレスなどを販売しています。ワイキキの目貫き通り沿いにあり、アクセスの良さも抜群です!
店舗名 |
Avanti Hawaiian Shirts |
住所 |
2164 Kalakaua Avenue, Honolulu, HI 96815 |
電話 |
808-926-2323 |
営業時間 |
11:00〜18:00 |
定休日 |
無休 |
アクセス |
カラカウア通り沿い |
リゾートならではのファッションを楽しもう
ハワイ旅行の際は、どんな服を着るかも大きな楽しみのひとつですよね。好きな色や柄、デザインにプラスしてリゾート・ハワイにあった装いを選ぶようにすると、旅のファッションはもっとずっと満足感あるものになりますよ!