ハワイの文化・伝統とは?食べ物やチップなど日本との違いも紹介
ハワイは日本・四国のほぼ半分と言われるほど小さな州で、1959年に50番目の州となり最も新しい州です。しかし、その背景には長い歴史や伝統が残っています。日本とは異なる伝統は、興味深く思う人も沢山いるかと思います。今回はハワイの文化や伝統をわかりやすくご紹介します。
ハワイの歴史
ハワイの島は活火山の活動によって誕生し、ポリネシア系の原住民が定住していました。18世紀後半頃に探検隊のジェームズ・クックによりハワイ諸島が発見され、1795年にカメハメハ王によってハワイ王国が樹立されました。1894年に政府によりハワイ共和国が誕生し、1959年に米国の50番目の州としてハワイ州となりました。長い歴史の中でも知られるのが、1941年の第二次世界大戦での日本軍による真珠湾攻撃です。今でもオアフ島にあるパール・ハーバーには、真珠湾攻撃の記念館が残され900人以上の海軍兵が眠る地となっています。
ハワイ文化
ハワイには、有名な伝統文化が多数存在しています。中にはハワイの住民ではない外国人にも人気を集めるほど、ハワイの文化は素晴らしいと言われています。
食事
ハワイの有名な伝統料理はポケ・ポイ・カルアポークなどがあります。日本人にも人気があるのはポケと呼ばれる生魚の角切りです。醤油やごま油などで味付けされ、さっぱりとし味にクセが無いので我々外国人でも美味しく味わう事ができます。中でもローカルが最も好むポイは、蒸したタロ芋を練りつぶした食べ物です。ローカルはこのポイを主食にする程。
ファッション
photo by@muumuulibrary / Instagram
ハワイの伝統文化衣装は、ムームーと呼ばれる女性のためのドレスです。ハワイに住んでいる女性は大柄な人が多かった為、ゆったりとしたシルエットのドレスをデザインしました。「ムームー(mu’umu’u)」はハワイ語で「短く切る」といった意味があります。初めは丈が長すぎるため短く切る事が多く、ムームーと呼ばれるようになりました。今でもムームーは人気があり、フリルが付いてるものや可愛いムームーが多いです。
踊り
最近では日本人にとても人気があるハワイの文化的な踊りである「Hula(フラダンス)」。神様に捧げる神聖的な踊りと言われ、今でもフラダンスは沢山の人によって踊られています。曲の意味に沿って、手や足などの動きと表情で表現します。日本のフラダンス人口は200万人と言われています。毎年4月にはハワイ島・ヒロでメリーモナークという世界最古のフラの大会があります。このメリーモナークはフラダンスをやっている人は、皆が注目し楽しみにしているビッグ行事です。
音楽
ハワイアンミュージックと呼ばれるハワイの伝統音楽。自然や人物のストーリーがメロディーに沿ってハワイ語で歌われています。ハワイアンミュージックでフラダンスが踊られ、スローなメロディーやアップテンポのメロディーなど様々なハワイアンミュージックが存在します。
ハワイの伝統・風習
ハワイには今でも続く素晴らしい伝統・風習があります。様々な文化が織り成すハワイの風習は社会をまとめるなどし、今のハワイを作り上げました。
クプナへの敬意
クプナとはハワイ語で、長老やシニアを指します。ハワイアンはクプナを優先し、敬い、尊重します。クプナは様々な知識を身につけていることから、子供にその知識を教え継続させます。このような事から、古代ハワイアンによりクプナへの敬意が大切にされています。
アロハスピリッツ
アロハ(Aloha)とは、愛・感謝・挨拶など様々な意味を持ちます。一人一人の精神と心の調和と言われ、助け合い・親切・尊敬・忍耐などの心の在り方を指します。ハワイアンはアロハスピリッツを受け継ぎとても大事にしています。