ホノルル動物園の楽しみ方を徹底ガイド!人気エリアと希少な動物たち
ハワイで人気の観光地といえば、ホノルル動物園が挙げられます。有名スポットですが、事前に情報や魅力を知っておくとスムーズにみることができ、効率良く楽しむことができるでしょう。今回は、ホノルル動物園の魅力をはじめ、おすすめのエリアやツアーについてたっぷりご紹介します。
ホノルル動物園の魅力
ワイキキ中心部から徒歩圏内!
ワイキキ動物園は、ワイキキ東側のカピオラニ公園内にある動物園です。観光の中心部であるワイキキから15分ほど歩いた場所にあります。
気軽に行ける場所にあるホノルル動物園は、老若男女誰しもが楽しめるスポットとして人気です。年間約60万人もの人が訪れるといわれています。
訪れやすい、ファミリーで楽しめる、見ごたえたっぷりなど魅力に溢れた動物園として多くの方に愛されています。
42エーカーの敷地に約220種類の動物
ホノルル動物園の面積は、約42エーカー(0.17k㎡)です。大人が急いで周っても、全体を見るのに1時間以上はかかります。広大な敷地に、約220種類の動物たちが暮らしています。日本の上野動物園と同じくらいの広さですが、スペースが広くて動物たちもゆったりとした空間で過ごしています。
ホノルル動物園の始まりはカラカウア王
7代目の王であるカラカウア王が、所有していた土地を住人に提供し、王妃の名を取って「クイーン・カピオラニ・パーク」と命名しました。ホノルル動物園は、1947年に公園の一角にオープンし、1952年には現在の場所に動物園を移設しています。動物園を開園してから75年以上も経ちましたが、今でも多くの人に愛される憩いの場所となっています。
ホノルル動物園で人気の動物たち
一番人気の「アフリカンサバンナ」エリア
園内は、動物の分類ごとにエリア分けされています。一番人気のエリアは「アフリカンサバンナ」です。アフリカに生息するライオン、チーター、キリン、シマウマ、クロサイ、カバなどの動物たちが暮らしています。
赤土で作られた広々としたスペースを動物たちが自由に歩く姿が見られます。
ただし、よく晴れた暑い日は、暑さのために動物たちが出てこないこともあるので、涼しい時間帯に見学するのがおすすめです。
ハワイの固有種が見られる「鳥類」エリア
カラカウア王が外来種の珍しい鳥を収集していたため、もともと多くの鳥類が暮らしていました。現在でも、40種超のさまざまな鳥が暮らしています。ハワイ在来種の鳥をはじめ、ユニークなくちばしを持つ鳥、羽が美しい鳥など、ほかでは見られない鳥類が見られ、見ごたえたっぷりです。
絶滅危惧種にも出会える
絶滅危惧種に指定されている20種類以上の動物がいることでも有名です。チーター、チンパンジーなど馴染み深い動物から、コモドドラゴン、ガビアルなどの爬虫類まで多くの動物が暮らしています。ハワイ在来種の日本の雁のような「ネネ」、ハワイ諸島北西部にしかいない「レイサンマガモ」などの鳥も、絶滅危惧種として指定されています。なかなか見られない動物に出会えるのも魅力のひとつです。
動物と触れ合える「KEIKI ZOO」
photo by @mahalu_hawaii / Instagram
ホノルル動物園には、キッズも楽しめる子ども動物園「KEIKI ZOO(ケイキ・ズー)」もあります。KEIKIとはハワイ語で「子ども」を意味する言葉です。
子ども目線で柵が低くしてあるだけではなく、大きな水槽の真ん中が空洞になっていたり、トンネルがあったりして子どもが喜ぶ仕掛けを多く設置しています。
プレイグラウンドもあるので、見学に飽きてしまっても楽しめるでしょう。
ツアーを利用するのもおすすめ!
どのように回ったら良いのかわからない、効率良く回りたい、もっと動物たちについて知りたいという方にはガイド付きのツアーがおすすめです。ホノルル動物園には、通常営業時間内のガイド付きツアーと週1回の夜間に行われるトワイライトツアーの2種類があります。
ガイド付きツアー
ガイド付きツアーは、動物園の通常営業時間である朝10時から最終入園時間の15時まで開催されています。所要時間は45分から1時間程度で、スタッフによるガイド付きです。サバンナの動物、鳥類など4つのルートから見たいものを選択します。各ルートとも最大25名までで、入場料とは別に1ツアーあたり$75かかります。ホノルル動物園にメールすることで、申込可能です。
メールアドレス:education@honzoosoc.org
トワイライトツアー
ホノルル動物園では、毎週土曜日の閉園後にトワイライトツアーを開催しています。昼間は暑さで寝ていた動物たちも夕方から動きだしたりすることもあるので、見ごたえ十分です。夜行性動物の生態を観察することもできます。
ツアー名 |
Twilight Tours(トワイライトツアーズ) |
開催時間 |
10月~3月: 16:30~18:30 |
所要時間 |
約2時間(休憩はほとんどなし) |
集合場所 |
Gate 3前 |
料金 |
大人(13歳以上):$30 |
持参するもの |
・2時間歩ける靴 |
申込URL |
https://www.honoluluzoo.org/education-programs/twilight-tours/ |
芝生エリアで休憩&ピクニック
photo by @waitingbo / Instagram
園内は広く、大人が早足で回ったとしても1時間以上かかります。
ハワイは暑い日が多いので、熱中症対策を万全にし、休憩できる場所や時間を事前に把握しておくと安心です。
動物園内は木が多いので、木陰でゆっくりするのも良いのですが、アフリカサバンナエリアの隣、園の中央部に位置する芝生エリアは、ベンチなども設置されています。
子どもの遊具もあり、ピクニックも可能です。レジャーシートを広げてランチなどの食べ物を楽しむこともできます。
ただし、アルコール類を公共の場でたしなむことは禁止されていますので注意しましょう。
売店「カパフルマーケット」も便利!
園内には「カパフル・マーケット」と呼ばれるフードスタンドもあります。
2022年にできた新しい施設で、地元産の食材を積極的に取り入れ、カーボンを用いたストローを使用するなど、サステイナブルにも配慮しています。
営業時間は、動物園と同様の10時から最終入園時間の15時までです。
ハンバーグ、ピザ、フライドポテトなど、子どもが好きなメニューも揃っています。スムージーやアイスクリームなどもあるので、休憩にもおすすめです。
お子さま向けのプレイグランドも
photo by @zzzonggs / Instagram
KEIKI ZOO(ケイキ・ズー)のプレイグランドには、幼児から低学年向けの遊具があります。
芝生広場のプレイグランドには、やや難度が高い小学生向けの遊具があります。
多くのファミリーは、子どもが遊ぶのを見守りながらレジャーシートを敷いて、昼食や軽食をとってゆっくり過ごしているようです。
お土産も忘れずに!
photo by @zzzonggs / Instagram
ホノルル動物園の入口(出口も同様の場所)近くには、お土産屋さんがあります。「Honolulu Zoo」と書かれた限定グッズもあるのでおすすめです。
ベビー服やよだれかけなど赤ちゃん向けグッズや子ども用・大人用のTシャツや帽子などのアパレル製品、ぬいぐるみ、おもちゃ、文房具、インテリア雑貨、水筒、マグカップなどが販売されています。
動物のぬいぐるみが付いたペットボトルホルダーなど、動物園ならではのキュートなグッズも人気です。
ホノルル動物園へのアクセス
photo by @thetransitjournal / Instagram
バス
ホノルル動物園はワイキキの東端のカパフル・アベニュー沿いにあり、ワイキキの中心部を起点とした場合、ホノルル動物園までは約1.5km、徒歩20分程度です。
TheBus(ザ・バス)で行く場合は、アラモアナエリア・ワイキキエリアからは、2・8・19・20・42番のバスで行き「Kapahulu Ave + Kalakaua Av」で降りてください。ワイキキから約15~30分で到着します。
バスの料金は均一料金なので、1回あたり$3です。1日利用可能なワンデーパスは、大人1人あたり$7.5で購入できるので、往復のことを考えるとワンデーパスを買っておいたほうがお得です。
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タクシー・Uber
タクシーやUberを利用する場合は、道路が混んでいなければワイキキ中心部から5~10分程度で到着します。ただし、渋滞していることもまれにあるので注意しましょう。タクシーの場合、乗車料金はチップ(15%)と州税を含めて$10.00前後を目安にしてください。Uberを利用する場合は、タクシーよりも若干安く、$8.00前後で行けるようです。
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レンタカー
レンタカーの場合も、ワイキキ中心部から5~10分程度で着きます。駐車場は動物園入口横にありますが、動物園利用者以外でも駐車可能なため、混雑するようです。早めに行くときや平日は停めやすいですが、それ以外は埋まっていることも考えられます。駐車料金は、1時間あたり$1.50です。機械に現金を入れるかクレジットカードで支払います。現金はお釣りが出ないので注意が必要です。おすすめの記事はこちら
ホノルル動物園の営業について
photo by @honu15.lilikoi / Instagram
入園料
一般入場料が2023年7月から改定され、以前よりも$2.00値上がりしました。大人(13歳以上)は$21.00、子どもは(3~12歳)$13.00、幼児(2歳未満)は無料です。チケットは、入口にあるカウンターで購入します。支払いは、現金かクレジットカードから選べます。動物園の入口は、一般用と会員用の2種類があるので、一般用から入場しましょう。
営業時間
営業時間は、10時~16時(最終入園時間は15時)です。クリスマス(12月25日)は、毎年休園日になるので注意しましょう。
利用できるサービス
入口近くのお土産屋さんで、ベビーカーや車いすのレンタルができます。お子さまやご年配の方と一緒でも安心です。
ベビーカーの場合、シングルだと$8、ダブルだと$12でレンタルできます。車いすは$10です。なお、レンタルには、最初に$10の預かり金が必要になります。
また、チケットを購入した際のレシートを提示すれば、再入場することも可能です。ホノルル動物園では、三輪車や自転車の持ち込みが禁止されているので、子ども用といえども持ち込むことはできません。
ホノルル動物園に訪れる前に
photo by @raymeaguirre / Instagram
所要時間は?
エリアをどのくらいまわり、休憩をどのくらいとるかにもよりますが、だいたい2~3時間で全体を見ることができます。
ただし、子どもがプレイエリアからなかなか離れない、お土産さんで長時間過ごしてしまうなども考えられるので、時間に余裕をもって訪れましょう。
混雑具合は?
土日や昼以降は混雑する傾向にあるようです。朝早めに出かけるか、平日に行くと見やすいでしょう。
閉園前はお土産屋さんが混雑することもあります。ゆっくり選ぶためにも、休憩時間中にお土産も買っておくと良いでしょう。
雨でも楽しめる?
ホノルル動物園は、雨でも開園していますが、雨宿りできるスポットが少ないので、傘やレインコートがないと満喫できません。
また、トワイライトツアーも雨で中止になることはないので、雨の日対策も万全にしておくことをおすすめします。
たくさんの動物たちと作る思い出
ホノルル動物園は、絶滅危惧種を含む動物の種類が多く、子どもから大人まで楽しめる人気スポットです。ガイド付きツアーやトワイライトツアーを希望する場合は、事前の申し込みが必要なので注意しましょう。
年齢を問わず楽しめる観光名所を探している方や自然や動物と触れ合いたいと思う方にはおすすめのスポットです。