【ワイキキトロリー完全解説】乗り方やルートから割引利用まで紹介

【ワイキキトロリー完全解説】乗り方やルートから割引利用まで紹介

公開日:2023.11.24
更新日:2024.12.24

ハワイ旅行中の交通手段としてとても便利なワイキキトロリー。ハワイの風を感じながら安全に主要なスポットを巡ることができるトロリーの乗り方、ルートやお得な利用方法をご紹介します。

ワイキキトロリーとは?

ワイキキトロリー

photo by @waikikitrolley.jp / Instagram 

ワイキキトロリーとはワイキキやオアフ島にある主な観光スポットを巡回するバスのことです。窓がなく、ハワイの風を感じながら乗車できる車体が多く、2階建てになっているタイプや座席が外を向いているタイプがあります。主要なスポットを回るため、初めてのハワイ旅行の時は、乗車したまま1周しても面白いかもしれません。ハワイのことを熟知したドライバーさんのガイドを聞きながら、楽しくハワイのことを知ることができます。


ワイキキトロリーの路線・ルート

ワイキキトロリーには4つの路線があり、それぞれ色の名前のライン名で区別されています。ラインによりますが乗り降りが自由なので、目的地に合わせてラインを選んで乗車すると効率よくいろんな場所に行けますね。

ライン名

特徴

一周の所要時間

主な停留所

ブルーライン

東海岸&ローカルグルメ

110分

カハラモール

ハロナ潮吹き岩

シーライフパーク

レッドライン

ダウンタウン

110分

イオラニ宮殿

出雲大社

カメハメハ大王像

グリーンライン

ダイアモンド ヘッド

40分

ダイアモンド ヘッド クレーター

KCCファーマーズマーケット(土曜日のみ)

ピンクライン

アラモアナ センター

60分

ヒルトン ワイキキ ビーチ ホテル

イリカイ ホテル

アラモアナ センター

ブルーライン

オアフ島のドライブコースとしても人気な東海岸を周遊するコースで、40分間隔で運行されています。ハロナ潮吹き岩の絶景撮影スポットやシーライフパークに停まります。乗車中に見える海岸線も美しく、トロリーだからこそ味わえる開放感があるでしょう。自分でレンタカーで行く場合、慣れない外国での運転や駐車場の混雑などの心配がありますが、トロリーで移動すればその心配はありません。地元密着型のショッピングモールであるカハラモールにも停まるため、ローカルグルメを楽しむこともできます。

ライン名

ブルーライン

一周の所要時間

110分(10分間の清掃を含む)

主な停留所

カハラモール / ハロナ潮吹き岩 / シーライフパーク / レインボー ドライブ イン

注意点

イリカイ ホテル・トランプタワーからの乗車は始発のみ可能

紹介ページ

https://waikikitrolley.com/jp/blue-line-ocean-diamond-head/ 

 

レッドライン 

ダウンタウンにある歴史的建造物をまわるコースで60分間隔で運行されています。小規模ながら世界各国の展示品が充実しているホノルル美術館、アメリカの州の中で唯一の王国であったハワイの歴史を感じられるイオラニ宮殿やカメハメハ大王像など、さらに深くハワイを知ることができるコースです。

ライン名

レッドライン

一周の所要時間

110分(10分間の清掃を含む)

主な停留所

ホノルル美術館 / イオラニ宮殿 / 出雲大社 / カメハメハ大王像 / アロハタワー

注意点

イリカイ ホテル・トランプタワーからの乗車は始発のみ可能

イオラニ宮殿は日・月曜日は休館

ホノルル美術館は月・火曜日は休館

紹介ページ

https://waikikitrolley.com/jp/red-line-heroes-and-legends/ 

グリーンライン 

ワイキキから動物園を通過し、ダイアモンド ヘッド クレーターへ行けるコースで、60分間隔で運行されています。ダイアモンドヘッドハイキングの際にはもちろん、土曜日はダイアモンドヘッドの麓で開催されているKCCファーマーズマーケットで、ハワイ産の美味しいものを食べ歩きして楽しむことができます。

ライン名

グリーンライン

一周の所要時間

60分

主な停留所

デューク カハナモク像 / ホノルル動物園 / ダイアモンド ヘッド クレーター / KCCファーマーズマーケット(土曜のみ)

注意点

イリカイ ホテルからの乗車は始発のみ可能

途中で降車して利用できるトイレがないため、事前にトイレは済ませておく

KCCファーマーズマーケット直行便は土曜のみで、途中の停留所での降車はできない

ダイアモンドヘッドハイキングはオンラインにて事前予約が必要

 (https://gostateparks.hawaii.gov/diamondhead )

紹介ページ

https://waikikitrolley.com/jp/green-line-diamond-head-shuttle/ 

ピンクライン 

ワイキキとアラモアナ センターの往復に便利なコースです。15分間隔で運行されているので大変利用しやすく、アラモアナ センターでショッピングをする場合にはぜひ利用したいラインです。アラモアナ センターの前にはアラモアナ ビーチ パークが広がっていますので、お買い物の前後にビーチでリフレッシュするのもおすすめです。

ライン名

ピンクライン

一周の所要時間

60分

主な停留所

デューク カハナモク像 / ヒルトン ワイキキ ビーチ ホテル / アラモアナ センター / イリカイ ホテル 

注意点

交通渋滞や道路閉鎖、ルート変更によりスケジュール変更もある

紹介ページ

https://waikikitrolley.com/jp/pink-line-ala-moana-shopping-shuttle/ 

 

ワイキキトロリーの料金・運賃

ワイキキトロリーのチケットは乗り放題のチケットになります。ひとつのラインだけ1日乗り放題になるシングルライン・パスと全ラインが乗り放題になるマルチライン・パスがあります。2歳以下の乳幼児は無料です。

シングルライン・パス

大人(12歳以上)

子供(3〜11歳)

ブルーライン

$30

$20

レッドライン

$30

$20

グリーンライン

$18

$11

ピンクライン

$5

$5

マルチライン・パス

大人(12歳以上)

子供(3〜11歳)

1日乗り放題

$55

$30

4日乗り放題

$65

$40

7日乗り放題

$75

 $50

チケットの購入方法 

ワイキキトロリーのチケットの購入はとても簡単です。事前にオンラインにて希望するチケットを購入すると、メールでEチケットが届きます。(届かない場合は迷惑メールのフォルダをチェックすることを忘れずに!)利用時にそのEチケットを携帯画面、またはプリントしたものをドライバーの方に提示して乗車します。Wi-Fi環境などにより、メール画面がすぐに提示できない場合もあるので、スクリーンショットを保存しておいたり、プリントしたものも準備しておくとスムーズです。1人1通のEチケット発行となるので、人数分購入する場合は、個別に購入する必要があります。

ワイキキトロリーの乗り方

ワイキキトロリー

photo by @waikikitrolley.jp / Instagram 

利用時はワイキキトロリーの各停留所からトロリーに乗ります。 乗車する際に事前に購入しておいたEチケットをドライバーの方に提示するだけで大丈夫です。車椅子での乗車も可能ですが、安全上の理由から車椅子での乗降ができない停留所もあります。わからないことがあれば、ワイキキ ショッピング プラザ1階のチケット販売所で直接聞くこともできるので、ここから乗車するとさらに安心です。

ワイキキトロリーに無料・割引価格で乗る方法

ハワイ旅行時の移動にとっても便利なワイキキトロリー。できればもっとリーズナブルに、お金をかけずに利用したいですよね。実はお得な方法があるんです!

無料で乗る方法

ワイキキトロリーに無料で乗車する方法はANAの対象ツアーを利用すること。対象ツアーは、「ANAホテル&送迎パック ホノルルステイ」と航空券+宿泊の「ダイナミックパッケージ」のふたつです。10日間以内であれば、全4ルートが無料で乗り放題になります。

もうひとつの方法は、JCBのクレジットカードを提示することで、ワイキキ〜アラモアナ センター間をまわる「ピンクライン」だけが無料になります。JCBカードを提示して無料になるのは、カードの名義の本人と、同乗の家族(大人1名と2〜11才の子供2名まで)です。

割引価格で乗る方法

ワイキキトロリーの複数日の利用を想定している場合は、4日乗り放題や7日乗り放題のチケットを購入するほうが圧倒的にお得です!4日乗り放題は7日以内、7日乗り放題は10日以内であれば好きな日を選んで利用できるので、旅行のプランに合わせてチケットを購入しましょう。せっかくのハワイ旅行、安全な移動手段でいろんな場所に行ってみたいですよね!
 

ワイキキトロリーの時刻表は事前にダウンロードしておく

事前に公式ホームページから時刻表をダウンロードできます。スマホに保存しておくか印刷しておくとさらにスムーズにワイキキトロリーを利用できます。

イベントや工事などによる交通規制により運行や路線が変更になる場合もあるので、公式ホームページの「臨時路線変更」のページやSNSにて事前に確認しておくとさらに安心です。

 

スマホアプリで手軽に管理|Ride Systems

ワイキキトロリーがどこを走行中かわかる便利なアプリ「Ride Systems」はiPhone版とAndroid版があります。予期せぬ交通渋滞で時刻表通りに走行していない場合など、アプリを有効活用して快適に過ごしてみてはいかがでしょうか。スマホの通信環境を確保するために小型のWiFiをレンタルしたり、充電切れを防ぐためにモバイルバッテリーも携帯しておくとさらに安心です。

 

ワイキキトロリーを利用するメリット

比較的安い

ワイキキトロリーのチケットはオンラインで簡単に購入できるEチケットで、ラインによっては$5からなので、比較的リーズナブルに利用することができます。レンタカーの場合は自由度は増えますが、駐車料金やガソリン代もかかってしまうため、ワイキキを拠点として遠出をそこまでしない場合は、ワイキキトロリーの利用が特にお得であると言えます。

危険な地域に入ることがない

ワイキキから路線によってアラモアナセンター、ダイアモンドヘッド、イオラニ宮殿とカメハメハ大王像のあるダウンタウン、カハラモール、ハロナ潮吹き穴などがある東海岸と、オアフ島の主要な観光スポットをまわるため、治安の悪い地域に立ち寄ることはなく、安全に移動することができます。

 

ワイキキトロリーの口コミや評判

ハワイに来たら必ずと言っていいほど目にするのが、ワイキキを走るワイキキトロリー。特に初めてのハワイ旅行をする方にはとても評判で最適な移動手段です。その理由はまず、ハワイの心地良い風を感じながらワイキキの街中や海岸沿いなどの景色を楽しめること。次にショッピングやレストランへの移動手段として安全であること。さらに日本では乗る機会があまりないタイプの乗り物なのでアクティビティ感覚で楽しめることです。陽気なドライバーさんのガイドも人気です。日本語ホームページで事前に色々な情報を確認しておけるので、ハワイ旅行が初めての方におすすめです。

 

ワイキキトロリーの注意点

小さなお子様とも乗車できるワイキキトロリーは折りたたみできるタイプのベビーカーであれば持ち込み可能です。スーツケースやサーフボードなどの大型荷物の持ち込みはできません。持ち込める手荷物サイズは最大60cm x 45cm x 30cmで、着席時に膝の上に載せれる範囲となっています。オープンエアの車体のため、風の強い日は帽子やサングラスなどが飛ばされないように気をつけましょう。

 

ワイキキトロリーの代わりになる移動手段

ドライブをしているカップル

photo by Adobe Stock 

ハワイではワイキキトロリー以外にどんな移動手段があるんでしょうか。ご自身の滞在スタイルに合わせて移動手段を選んでみてくださいね。

そのほかのトロリーバス

ハワイでは、ワイキキトロリー以外にも運行会社の違うLeaLeaトロリーとOLIOLIトロリー(HiBusや電気バスを含む)があり、路線はだいたい同じですが、停留所の数が多いです。料金も多少の差はありますが、申し込むツアー会社やプランによってお得に乗れるトロリーが違うので、自身の選んだパッケージツアーを確認するといいでしょう。

鉄道

2023年に一部が開通したハワイ初の公共交通機関の鉄道「スカイライン」。現在はオアフ島西部のカポレイ地区とアロハスタジアムの間を結ぶ路線のみが開通していますが、今後ダニエル K イノウエ国際空港やダウンタウン、最終的にはカカアコ地区まで開通予定です。同じく公共交通機関「ザ・バス」と同じチャージ式のHOLOカードで乗車することができ、片道$3です。駅の周辺が開発されているところも少なく、観光で利用する機会は今は少なそうですが、ハワイ初となる無人運転の鉄道に乗ると記念になりそうですね。

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タクシー

タクシーは日本と同じようにメーター料金制ですが、空港とワイキキのホテル間など定額料金のサービスもあり、その場合は$35前後が相場です。日本と違う点は通りなどでタクシーに手をあげて乗車できないということ。たまにそういう人たちを見かけることもありますが、原則的にはできません。自分で手配するか、ホテルやレストランなどで配車をお願いする必要があります。タクシーを呼んでもらった場合は、その担当者にも$2〜3のチップを渡します。降車時にはメーター料金の15%前後をチップとしてドライバーの方に紙幣で払います。荷物の出し入れをしてもらった場合には、ひとつにつき$1を払ったほうがいいでしょう。タクシーは自分たちだけで自由に移動でき、駐車場の心配もありませんが、トロリーやその他の交通機関と比べるとやはり割高になるといえます。

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レンタカー

ハワイリピーターの方に人気が高いのはレンタカー。わざわざ国際免許を取得しなくても、日本の運転免許証でレンタカーを運転することができます。日本と比べて道幅が広いところも多く、道が複雑な場所も多くないので、慣れてしまえば自由に移動できます。レンタカー会社によって差はありますが、1日の利用料金は約$150で、保険やガソリン代、ホテルの駐車場代などを含めるとさらに高くなります。左ハンドルであること、ハワイならではの交通ルールがあること(STOPサインでも一旦停止後、右折は可能な場所がある)など、事前に少し知識をつけておくとより安全です。

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自転車

ホノルルの人気エリアを巡るのに便利なのはBikiと呼ばれるレンタル自転車。130以上のステーションと1000台以上の自転車が、主要な観光スポットの周辺に配置されています。ステーションではタッチパネルの操作も日本語でできるので、簡単に自転車をレンタルすることができます。盗難や故障を避けるためにも、行く先々で店舗の前に駐輪しておくことなどはできず、その都度近くのステーションに返却する必要があります。シングルライドは$4.50で、他に300分、24時間など長時間の貸出プランもあります。美しいビーチがあることで知られるオアフ島南東部のカイルア地区にはBikiの設置はありませんが、レンタル自転車屋さんがあり、自転車での移動が街の大きさに合っていることから、とても人気のアクティビティのひとつです。

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ワイキキトロリーで効率よく観光しよう

安全にハワイ各地に立ち寄れるワイキキトロリー。ハワイで行きたいところをピックアップしたら、トロリーで行ける場所の場合はぜひ利用してくださいね。きっとハワイ旅行の時間を有効的に使えるはずです!